新潟・堀米悠斗も懸念!Jリーグ秋春制反対の署名活動開始「ファン離れる」

2023年4月29日(土)11時24分 FOOTBALL TRIBE

アルビレックス新潟のバックスタンド 写真:Getty Images

 Jリーグは今月25日、秋春制へのシーズン移行案を公表。アルビレックス新潟所属DF堀米悠斗とMF高木善朗からJリーグ秋春制移行案に対する反対意見が上がる中、オンライン署名サイト『Change .org(チェンジ・ドット・オーグ)』で反対署名活動がスタートしている。


 堀米と高木は26日、インスタライブでJリーグ秋春制移行に関する議論を展開。その中で堀米が「(秋春制を推す人たちが)冬の聖籠(アルビレックス新潟のクラブ施設がある地域)に来て、俺達に説明してほしい。長靴を履いて、雪の中来てほしい」と語るなど、冬季に新潟県内でのJリーグ公式戦開催が厳しいと主張。高木も「選手に対する説明が十分に行われていない」と、Jリーグ側の議論の進め方に疑問を呈していた。


 すると『Change .org』では「Jリーグ秋春制反対署名」と題した署名活動が27日にスタート。「全世界の野外スポーツファンの皆さん。もし、あなたが見ているスポーツが急に、海外に合わせるから という理由で豪雪のなか足を運んでスポーツを見なければならないとなったら。あなたは仕方がないと思いますか?」と疑問を投げかけている。


 また反対理由として、「雪国に住んでいるサポーターにとって雪が降る中スタジアムに足を運ぶことは危険であり、また大雪が影響することで延期をすることによって、試合を生で見れない、ひいては氷点下の中屋根も暖房もないスタジアムでは圧死等の命への危険もある」、「選手への負担が大きく健康面でも大きな影響を及ぼす可能性がある」と説明。


 「過去、2ステージ制を強行し失敗に終わったJリーグがまた新たな失敗を残そうとしている。この制度は、我々が愛するJリーグの特徴である夏のシーズンを奪い、クラブの財政面にも悪影響を与える可能性があります」


 「我々は、Jリーグの魅力を損なうことなく、クラブや選手、そしてファンにとって最適なシーズンスケジュールを模索する必要があると考えています。秋春制度によって、Jリーグの魅力が薄れ、ファン・サポーターが離れてしまう可能性があることは避けられません」と、秋春制移行によるJリーグへの関心低下の可能性を主張している。


 この反対署名活動には、29日午前11時の時点で1000人以上が賛同している。29日にJ1リーグ8試合、J2リーグ10試合、J3リーグ7試合が行われる中、積雪量の多い地域を中心に秋春制移行に対する不安や反対の声が高まっている。

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