新潟サポ、Jリーグ秋春制移行に「雪国にメリット無い」FC東京戦で横断幕

2023年4月29日(土)17時48分 FOOTBALL TRIBE

アルビレックス新潟のゴール裏 写真:Getty Images

 アルビレックス新潟は29日に行われた明治安田生命J1リーグ第10節でFC東京と対戦。試合後、アウェイゴール裏のサポーターがJリーグ秋春制移行反対の横断幕を掲出した。なお、Jリーグの秋春制移行案には新潟所属DF堀米悠斗とMF高木善朗がすでに反対の意向を表明している。


 秋春制移行の可能性については、豪雪地帯にホームスタジアムを構えるクラブが問題を抱え、公式戦開催可能期間の短縮につながるという点で反対する声が今も根強い。しかしAFCチャンピオンズリーグ(ACL)が2023/24シーズンから秋春制に移行する中、Jリーグも今月25日に初めて秋春制移行案を公表。積雪量の多い地域を中心に反対意見が相次いでいる。


 そんな中、味の素スタジアムのアウェイゴール裏には試合後に「日本サッカー発展のために切り捨てられるクラブはいくつ?雪国に何一つメリットの無いシーズン移行に反対。数々のデメリットに対する具体的な解決策を」と書かれた横断幕が掲出。この様子はツイッター上で拡散されると、新潟サポーターを支持するコメントが寄せられている。


 なお堀米と高木は26日、インスタライブでJリーグ秋春制移行について議論。その中で堀米は「(秋春制を推す人たちが)冬の聖籠(アルビレックス新潟のクラブ施設がある地域)に来て、俺達に説明してほしい。長靴を履いて、雪の中来てほしい」と語るなど、冬季に新潟県内でのJリーグ公式戦開催が厳しいと主張。高木も「選手に対する説明が十分に行われていない」と、Jリーグ側の議論の進め方に疑問を呈していた。


 また新潟のホームゲームでスタジアムMCを務める新潟のお笑い集団『NAMARA(ナマラ)』の森下英矢氏も26日に自身のツイッターアカウントを更新。「秋春制議論の重要局面でアルビがJ1にいれて本当によかった」と切り出すと、「今季、サッカーでも集客でもインパクトは残せているから、『このチームを犠牲にする百年構想って何?』と問うことが出来る。だから残留はもちろん、もっとインパクトを残さなければ。タイミング的に新潟がやるしかない!!」と、秋春制移行反対論における新潟が果たすべき役割を説いている。

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