フィル・ネビル、最強マンU強さの証。勝負強さを生んだフェアな闘争心【マンU伝説の「ファーガソンの雛鳥たち」(6)】

4月29日(月)10時5分 フットボールチャンネル

SB、MF…複数ポジションをこなす万能型

 マンチェスター・ユナイテッドがかつての誇りを取り戻す日は来るのだろうか。かつて、アレックス・ファーガソン監督に率いられたチームは数多くの栄光を手にした。その中心となったのが、「ファーギーズ・フレッジリングズ(ファーガソンの雛鳥たち)」と呼ばれたユース出身の選手たちだった。今回、黄金時代を形成した「雛鳥」を紹介する。第6回はDFフィル・ネビル。

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DF/MF:フィル・ネビル
生年月日:1977年1月21日(42歳)
トップチームデビュー:1995年1月28日(18歳)
クラブ経歴(リーグ戦成績)
94/95〜04/05 マンチェスター・ユナイテッド 263試合5得点
05/06〜12/13 エバートン 242試合4得点
代表歴:イングランド代表 59試合0得点
主なポジション:サイドバック、セントラル・ミッドフィールダー

 ガリー・ネビルの弟であるフィル・ネビルは94/95シーズンの1995年1月28日に行われたFAカップ4回戦レクサム戦で先発してプロデビューを果たした。そのシーズンはリーグ戦2試合を含めて公式戦では3試合の出場に終わったが、翌95/96シーズンにはリーグ戦24試合に出場してトップチームに定着した。

 フィルは完全なレギュラーではなかったものの、左右サイドバック、セントラルMFなど複数のポジションを高いレベルでこなせることで重要なマルチロールとして数々のタイトル獲得に貢献した。

 プレミアリーグにチャンピオンズリーグ、FAカップ、リーグカップと少なくとも4つの大会を戦うユナイテッドにとって、優秀なバックアッパーの存在は明暗を分ける重要なポイントといえる。

警告数は最多も退場はなし

 アレックス・ファーガソン監督が率いたチームは常に優秀なバックアッパーを有していたが、その中でもスタメンの選手と遜色ない質を保つフィル・ネビルの存在は際立っていた。

 98/99シーズンのトレブル達成時には、“カンプ・ノウの奇跡”と呼ばれるバイエルンとのチャンピオンズリーグ決勝こそベンチのまま終えたが、ニューカッスルとのFAカップ決勝では左サイドバックとして先発フル出場し、勝利に貢献している。

 また、フィル・ネビルは警告の多さでも有名だった。97/98シーズンには8枚、02/03シーズンには7枚のイエローカードを提示されたが、ユナイテッド在籍時にはレッドカードによる退場は一度もなかった。(ただし、エバートン在籍時代には3度退場している)

 体を張り、泥臭いプレーも厭わないスタイルをファーガソン監督は高く評価したに違いない。この時代のユナイテッドは試合終盤に逆転や勝ち越し点を決める勝負強さが光っていたが、フィル・ネビルのような精神力を持った選手がいたからこそのものだったのかもしれない。

 フィル・ネビルのような選手が控えている。そのことこそがマンチェスター・ユナイテッドの強さの証といえるだろう。

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