多彩に4得点で6位浮上 共通理解が進む鳥栖「選手の目線が合ってきた」

2022年4月29日(金)21時29分 サッカーキング

2点目をアシストした小野を中心に喜ぶ鳥栖の選手たち [写真]=宮地輝

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 明治安田生命J1リーグ第10節が29日に行われ、柏レイソルとサガン鳥栖が対戦。アウェイの鳥栖が前後半に2得点ずつを挙げて、4−1で勝利した。

 リーグ戦3試合ぶりの白星となった鳥栖はロングスロー、FK、サイドでの連携による崩し、ウイングバックの飛び込みと、多彩な形で4得点を奪った。試合後、川井健太監督は「ほしかったセットプレーでの得点が取れました。一つ武器にしていきたいですね」と、前半のセットプレーでの2得点に喜び。また、「流れの中でもスペースを狙う選手の目線が合ってきた」と、攻撃の形が選手間で共有でき始めていると手応えを口にする。

 先制点を挙げ、3点目の福田晃斗の得点をアシストした本田風智も「目線で来るとわかったり、目が合っていなくても選手の特長などを全体で共有できているので、自分たちの良さが出ていると思います」と、監督と同様の見解を示した。

 本田の先制点はジエゴのロングスローをニアで福田がすらして生まれた。「チームスタッフからロングスローの戦術を伝えられ、その通りにいった得点」(本田)と、成果が出たと明かし、右サイドのFKから2点目を決めた田代雅也も「ニアを狙うことがこの試合の狙いとしてあった」と、セットプレー面の熟成もチームとして図れているようだ。

 鳥栖は10試合を終えて、3勝6分1敗の勝ち点15で6位に浮上。得点数13はリーグ4位タイ、失点数6はリーグ2位タイの少なさとなっている。川井監督は、「シーズン当初から何か大きく変えたことはありません。得点が取れてきましたが、それは選手が成長してきたからです。流れでもみんなが狙うスペースがそろってきた。今後はこれを続けるのではなく、もっといいものを追求していきたいです。5点、6点と観客を沸かせる試合をしたいです」と意欲的に話している。

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