大の里 記録ずくめの綱獲りへ「普通にやれば大丈夫。自然体ですね」気負いなし

2025年4月29日(火)4時15分 スポーツニッポン

 ◇夏場所の新番付発表

 日本相撲協会は28日、大相撲夏場所(5月11日初日、東京・両国国技館)の番付を発表し、春場所で3度目の優勝を果たした大関・大の里が2場所連続で東の正位に座った。2年前の夏場所でデビュー後破竹の快進撃を続けており、初土俵から所要13場所、新入幕から所要9場所など記録ずくめの綱獲りに挑む。

 勝負の5月決戦まで2週間。1カ月間の春巡業を終えた大の里がラストスパートに入る。大関4場所目にして迎えた初の綱獲り。周囲の大きな期待を受けながらも「巡業でいろいろな人に言われ過ぎて、とらわれなくなった。そこまで考えなくなりました」と気負いはなし。「自分自身を追い込むことなく、普通にやれば大丈夫。自然体ですね」と率直な心境を吐露した。

 初土俵からの所要13場所での昇進となれば昭和以降最速。新入幕から所要9場所は、年6場所制では大鵬の11場所を抜いて最速。学生出身では故郷石川の大先輩にあたる輪島以来2人目。初土俵から負け越しなし昇進も年6場所制以降初など記録ずくめの綱獲りとなる。高安との決定戦を制した春場所は「ダメージもあった」と明かし、相撲を取る稽古は7日の地元津幡巡業からと遅れたが中盤から徐々に調整のペースを上げた。「基礎、基本をやりながら頑張りたい」と表情を引き締めた。(黒田 健司郎)

スポーツニッポン

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