角田裕毅、正念場のマイアミGPからは「ペースアップが必要」 “休暇”明け以降のレースを英メディアが展望「レッドブル体制でのキャリアが終わる可能性も」

2025年4月30日(水)16時55分 ココカラネクスト

レッドブルのシートを手にした角田にとって正念場が続く(C)Getty Images

 F1の2025年シーズンは現地時間5月2日より、第6戦マイアミGPが開幕する。第3戦日本GPからは3週間の中で3連戦が行われてきた中で、前回のサウジアラビアGPより約2週間を挟み、アジアから米国に戦いの場を移すこととなる。

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 このタイミングで英メディア『Planet F1』では、「週末の休みを歓迎したであろうF1ドライバー5人」と銘打ったトピックを配信した。連戦が明け、次戦までの“休暇”期間を特に必要としていたであろう5人を同メディアが独自に選出している。

 その中では、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)やランド・ノリス(マクラーレン)、フェルナンド・アロンソ(アストン・マーティン)といった巻き返しを期するドライバーが並ぶ。そしてやはり、開幕直後にチーム変更が行われたリアム・ローソン(レーシングブルズ)、角田裕毅(レッドブル)の2人も名を連ねている。

 角田とローソンは、3月下旬にシートが入れ替わり日本GPからの3連戦に突入した。慌ただしい序盤戦を送ってきた両者に対し同メディアは、やはり2週間のインターバルは貴重であると説いている。

 だが現在、それぞれの置かれた状況や立場が違っていることは言うまでもない。同メディアは、成績不振によりレッドブルからわずか2戦で“降格”となったローソンに対しては、「公の場で受けたプレッシャーや、レッドブルでの夢をいったん失ったことで心に傷を負った」と評しながら、次戦までのスケジュールについては、「レースを離れて身体を休め、データを見直し、トレーニングに集中する時間は非常に価値あるものとなったはずだ」などと論じている。

 一方の角田には、「ローソンとは対極にいる」などと主張。トップチームのシートを掴んだのはチャンスであることは間違いないものの、「ツノダにとってはこのRB21をうまく乗りこなせなければ、レッドブル体制でのキャリアが終わる可能性がある」と警鐘を鳴らす。

 また、各国メディアで報じられたRB19での走り込みなど、サウジGP以降での動向では、「ツノダはテストで良好な結果を残したほか、工場とシミュレーターでマイアミとヨーロッパシーズン開幕戦に向けた準備を真剣に取り組んだと伝えられている」と伝えている。

 だが、この2週間の期間を生かす形でマイアミ以降については、「ペースアップが必要」などと、これまで以上の結果が必要とも訴える。さらに同メディアは、レッドブルが今季いっぱい角田の起用を表明していると綴りながら、「しかし、今後のキャリアを左右するシーズンであることは明らかだ。来季以降もF1に残れるかどうかは、ここからの走りにかかっている」と見解を示している。

 短い休息の後、それぞれのドライバーはマイアミでどんなパフォーマンスをみせるのか。そして角田にとってはここからのレースが、レッドブルドライバーとして真の正念場と言えるのかもしれない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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