札幌ミシャ監督の采配に異論のワケ。浦和OB岡野雅行「エンタメ要素必要」

2024年4月30日(火)11時35分 FOOTBALL TRIBE

ミハイロ・ペトロヴィッチ監督 写真:Getty Images

 浦和レッズOBの岡野雅行氏(現ガイナーレ鳥取代表取締役ゼネラルマネージャー)が、昨年12月3日に行われた小野伸二氏の引退試合を回顧。北海道コンサドーレ札幌率いるミハイロ・ペトロヴィッチ監督の起用法に異論を唱えた。


 かつて浦和で小野氏とチームメイトだった岡野氏は、ガンバ大阪OB播戸竜二氏の公式YouTubeチャンネル『播戸竜二のおばんざい屋』で今月30日公開の対談企画に登場。「本来のエンタメとは!?」というテーマで、播戸氏とともに今の日本サッカー界を分析する中、「Jリーグの試合でエンタメ要素が必要」と持論を展開している。


 そんな中、話題は昨年12月に札幌ドームで行われた札幌対浦和におけるペトロヴィッチ監督の起用法に。指揮官は小野氏をスタメン起用し、前半21分に途中交代させた。しかし岡野氏は「オレ監督じゃないから分からないけど」と前置きした上で、「オレの演出だったら、(小野を)絶対にスタメンじゃなくて後半に出していた。もっと盛り上がっていたと思う。だって(対戦相手が)レッズじゃん。一番のエンタメと言えば、後半ラスト20,30分なのか分からないけど、『伸二が出てきました!』ってなるじゃん。それこそ、勝ち負けもうどっちでも良いよ」と主張している。


 また、この一戦をNHKBSで福西崇史氏とともに解説を担当した播戸氏は、「(伸二がピッチに立っている時は)何度お尻が浮いたことか。『そんなパス出すんや!』と。伸二が途中交代してからは一気にもう普通の解説になった」と小野氏の特別感を強調している。


 なお、播戸氏は引退セレモニーにおける小野氏のコメントにも言及。最終戦セレモニー前に浦和サポーターからブーイングが湧き起こると、ペトロヴィッチ監督は通訳を介して「浦和サポーターの皆さん、今私にブーイングされた方。典型的な浦和サポーターだなと思いました」と言い放った。


 また小野氏は引退セレモニーで「浦和レッズサポーターの皆さん、温かいブーイングありがとうございます。ミシャさんの挨拶の時、まあ、色々ありましたが、こう見えてもミシャさん、浦和レッズ大好きです。忘れないでください」と古巣サポーターにメッセージを伝えた上で、「どんな時でも、どんな人に対しても、リスペクトということだけは忘れないでください」と呼びかけていたが、この言葉に播戸氏は「しびれた。カッコ良かった」と述べると、岡野氏から「試合が終わった後はリスペクトしないと。(伸二は)オレのことリスペクトしているのかな」とジョークが飛び出した。

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