田中将大24勝0敗、サファテ54セーブ…平成で更新されたシーズン成績【投手編】

4月30日(火)21時2分 フルカウント

投手の分業進みセーブは飛躍的に増加、上位はすべて平成時代の記録

 昭和の時代は「大投手の時代」であり、先発投手が大記録を次々とマークしたが、平成に入ってからは、大きく様相が変わり、新たな投手記録が生まれている。ここでは平成年間に達成された投手のシーズン記録を見ていこう。

○シーズン最多セーブ

 平成時代は、投手の分業が進んだ時代でもあった。クローザーで傑出した投手が次々と出て、1974(昭和49)年に導入されたセーブ記録が飛躍的に増えた。シーズンセーブ数上位はすべて平成時代に記録されたものだ。

1位 54セーブ D・サファテ(ソフトバンク)2017(平成29)年
2位 46セーブ 岩瀬仁紀(中日)2005(平成17)年
2位 46セーブ 藤川球児(阪神)2007(平成19)年
4位 45セーブ 佐々木主浩(横浜)1998(平成10)年
5位 43セーブ 岩瀬仁紀(中日)2007(平成19)年
5位 43セーブ D・サファテ(ソフトバンク)2016(平成28)年

 昭和時代の最多セーブは1988(昭和63)年に郭源治(中日)が記録した37セーブ。現時点では27位タイになっている。2017(平成29)年のサファテと1998(平成10)年の佐々木はMVPに輝いている。

○シーズン最多ホールド

 ホールドは2005(平成17)年に導入された記録だから、当然、シーズン記録は平成の選手だけが更新してきた。現在のシーズン最多ホールドは、2010(平成22)年に浅尾拓也(中日)が記録した47ホールド。この年、浅尾は中継ぎ投手として初のMVPに輝いている。

2013年の田中将大の活躍は平成の投手NO1

○シーズン最多登板

 1961(昭和36)年、稲尾和久(西鉄)が記録した78登板が長く1位の座を保っていたが、2001(平成13)年に菊地原毅(広島)がこれに並び、2005年に藤川球児(阪神)が81登板でこれを更新した。さらに2007(平成19)年に久保田智之(阪神)が90登板を達成。しかし、稲尾は先発、救援で404回を投げたのに対し、久保田はすべて救援で108回。同列で比較することはできないという意見があり、議論を呼んだ。

○シーズン最高勝率

 昭和の記録は1981(昭和56)年に間柴茂有(日本ハム)が記録した10割。2013(平成25)年に田中将大(楽天)がこれに並んだ。同じ勝率10割だが、両投手の内容は大きく異なっている。

1981(昭和56)年 間柴茂有(日本ハム)
27登板15勝0敗0セーブ 150回2/3 71奪三振 防御率3.46(8位)

2013(平成25)年 田中将大(楽天)
28登板24勝0敗1セーブ 212回 183奪三振 防御率1.27(1位)

 田中将大は先発した27試合はすべてQS(クオリティ・スタート、先発して6回以上を自責3以下)という空前の記録。田中のこの年の活躍は、平成の投手NO1と言っても良いだろう。

○シーズン最多暴投

 2007(平成19)年に新垣渚(ソフトバンク)が、25暴投を記録。昭和の記録は1939(昭和14)年の亀田正(イーグルス)など3人が記録した14暴投だったが、平成に入って次々と塗り替えられた。平成の投手はフォークなど落ちる変化球を多投するようになった。

 平成になって先発、セットアッパー(中継ぎ)、クローザーがはっきりと分業された。先発投手はシーズン30試合前後しか登板しなくなったために、20勝投手は激減したが、救援投手は様々な記録が塗り替えられた。

 すでに「オープナー」の起用も始まっているが、令和になれば、投手の用兵もさらに変貌し、記録も変わっていくだろう。(広尾晃 / Koh Hiroo)

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