【天皇賞・春】青森県産馬ハヤテノフクノスケは坂路でしまい重点の調整 中村調教師「しっかりと長く脚を使える馬」
2025年4月30日(水)9時53分 スポーツ報知
ハヤテノフクノスケ
◆第171回天皇賞・春・G1(5月4日、京都競馬場・芝3200メートル)追い切り=4月30日、栗東トレセン
青森県産馬として、2001年タムロチェリー(阪神JF)以来のG1制覇に期待がかかるハヤテノフクノスケ(牡4歳、栗東・中村直也厩舎、父ウインバリアシオン)は坂路で54秒0—12秒1。楽な手応えながらしまいはシャープな伸びで駆け抜けた。中村調教師は「先週しっかりやっているので、今日は全体の速い時計はいらなかった。順調にきています」と予定通りの内容にうなずいた。
昨年の菊花賞は4角での不利があったが、直線はしぶとく脚を伸ばし手8着。その後は自己条件から再出発し、2勝クラス、3勝クラスを連勝でオープン入りと着実に力をつけている。「体は細く見えるけど、少しずつ大きくなってきています。その辺が変わってきたところですね。しっかりと長く脚を使えるので、舞台にも対応してくれると思います」とトレーナーは力を込めた。