SRO、GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ最終戦の日程を変更。ジェッダでの初開催を予定
2024年5月1日(水)17時10分 AUTOSPORT web

サウジアラビアのジェッダ・コーニッシュ市街地サーキットで開催されるファナテック・GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ(GTWCヨーロッパ)・パワード・バイ・AWSの2024年シーズン最終戦が、当初の開催予定より1週間延期されることがSROモータースポーツ・グループによって発表された。
『ジェッダ6時間レース』と銘打たれたこのイベントは、SROの創設者兼CEOであるステファン・ラテルが昨年のクラウドストライク・スパ24時間レースの会期中に開催を発表した新しいレースであり、当初は11月22〜23日の実施が予定されていた。
しかし、シリーズは4月30日になってスケジュールの変更をアナウンス。開催日を1週間延期し、11月28〜30日とすることを決定したと明らかにした。
この動きは主にロジスティクスの観点から行われたもので、シーズンファイナルに向けて「チームが準備する時間をさらに確保する」ことと、「多忙なシーズン終盤における輸送の負担を軽減する」ことを目的としている。
日程変更によりサウジアラビアで開催されるシーズン最終戦とモンツァで開催されるエンデュランス・カップ第4戦との間隔はさらに開き、両イベントのインターバルは10週間となった。また、ジェッダ・ラウンドの新しい日程は11月22〜24日にヘレスで行われるランボルギーニ・ワールド・ファイナルズ・イベントとのバッティングを回避する。
カレンダーの一部変更はGTWCヨーロッパだけでなく、GT4カーで争われるGT4ヨーロッパ・シリーズにも影響を与える。同シリーズはGTWCヨーロッパと同じ週末にジェッダで各1時間のスプリントレースが2回行われる予定だが、SROはイベントの詳細は後日アナウンスするとしている。
ローヴェ・レーシングが優勝したポール・リカールでの3時間レースで、すでに今季2024年の開幕を迎えているGTWCヨーロッパ。シリーズの次戦は今週末、イギリスのブランズハッチで行われるスププリント・カップ第1戦となり、エンデュランス・カップの第2ラウンドは6月28〜30日に、ベルギーのスパ・フランコルシャンで開催される伝統のスパ24時間レースとなっている。
■2024年ファナテック・GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ・パワード・バイ・AWS
改訂版シーズンスケジュール(4月30日付)
Round | Date | Event | Cup |
---|---|---|---|
Test | 3月5〜6日 | ポール・リカール(フランス) | *** |
Rd.1 | 4月4〜7日 | ポール・リカール(フランス) | エンデュランス |
Rd.2 | 5月4〜5日 | ブランズハッチ(イギリス) | スプリント |
Rd.3 | 5月17〜19日 | ミサノ(イタリア) | スプリント |
Test | 5月21〜22日 | スパ24時間“プロローグ”(ベルギー) | *** |
Rd.4 | 6月26〜30日 | スパ24時間(ベルギー) | エンデュランス |
Rd.5 | 7月19〜21日 | ホッケンハイム(ドイツ) | スプリント |
Rd.6 | 7月27〜28日 | ニュルブルクリンク(ドイツ) | エンデュランス |
Rd.7 | 8月23〜25日 | マニクール(フランス) | スプリント |
Rd.8 | 9月20〜22日 | モンツァ(イタリア) | エンデュランス |
Rd.9 | 10月11〜13日 | バルセロナ(スペイン) | スプリント |
Rd.10 | 11月28〜30日 | ジェッダ(サウジアラビア) | エンデュランス |
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