中日・カリステ 「取っておき。ここぞで、見事」 延長11回代打サヨナラ犠飛に井上監督も大興奮
2025年5月1日(木)5時0分 スポーツニッポン
◇セ・リーグ 中日5-4阪神(2025年4月30日 バンテリンD)
4時間20分の激闘に終止符を打ったのは頼れる助っ人だった。中日・カリステが代打起用に応えた。4—4の11回1死一、三塁でビーズリーの154キロ直球を決勝の中犠飛。今季初のサヨナラ勝ちで2連勝に導いた。
「ストライクゾーンに来た球を、強く打とうと心掛けていたよ」
ナインから歓喜のウオーターシャワーを浴び、びしょぬれ。23年9月18日の広島戦以来自身2度目のサヨナラ打に、「勝利をみんなと分かち合えてよかった」と笑顔を見せた。
ハプニングも負のデータも振り払った。先発・大野が足をつった影響で5回0/3を3失点で緊急降板し暗雲が漂っていた。試合前まで先制されたら8戦全敗だったが、9度目で初勝利につなげた形だ。
井上監督は「取っておき。ここぞで、見事、オーランド(・カリステ)が決めてくれた。あいつの力なしに、チーム力は上がらない。テンションを上げていかせたい」と期待した。(湯澤 涼)