後藤啓介、約3カ月ぶりの先発起用に応える今季3点目! “豪快ヘッド”でアンデルレヒトを勝利に導く
2025年5月2日(金)8時59分 サッカーキング
先制点を挙げた後藤啓介(画像は今年1月のメヘレン戦)[写真]=Getty Images
ジュピラー・プロ・リーグのチャンピオンズ・プレーオフ第7節が行われ、アンデルレヒトは敵地でロイヤル・アントワープと対戦した。レギュラーシーズンを4位で終えたアンデルレヒトは、上位6チームが総当たりで激突するチャンピオンズ・プレーオフに進出。優勝チームには来季チャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ出場権、2位チームにはCL予選への出場権が与えられる。
直近6試合出番のなかった後藤だが、この試合では2月2日以来の先発として2トップの一角に配置。そんななか、スコアレスで迎えた55分に若き日本人ストライカーが指揮官の起用に応える。アンデルレヒトがポゼッションで相手を押し込みつつ、マジード・アシメルがペナルティエリア右角で待つアリ・マーマーへと展開。右足でゴール前にクロスを入れると、フリーで飛び込んだ後藤が豪快なダイビングヘッドを叩き込み、先制点を奪った。
後藤は直後の61分に交代となったものの、2分後にはロイヤル・アントワープに退場者が生まれ、アンデルレヒトが数的有利の状況となる。すると、勢いに乗るアウェイチームが69分と86分に追加点を獲得。88分に1点を返されたものの、アンデルレヒトがアウェイで貴重な白星を掴み取った。
これにより勝ち点を「36」に積み上げた4位アンデルレヒト。他クラブの結果により今季の優勝は消滅したが、残り3試合となったプレーオフで欧州大会への出場権獲得を目指す。今後、同クラブは4日にベルギーカップ決勝でクラブ・ブルッヘと対戦。10日にはチャンピオンズ・プレーオフ第8節でユニオン・サン・ジロワーズと対戦する。
【スコア】
ロイヤル・アントワープ 1−3 アンデルレヒト
【得点者】
0−1 55分 後藤啓介(アンデルレヒト)
0−2 69分 ネイサン・デ・キャット(アンデルレヒト)
0−3 86分 サミュエル・エドジー(アンデルレヒト)
1−3 88分 ミシェル・アンジェ・バリクウィシャ(ロイヤル・アントワープ)