美容院は「自分へのご褒美」 24歳の千葉華が目指す遅咲きの“桜開花”

2024年5月3日(金)10時0分 ALBA Net

千葉華がメジャーで好発進 自分へのご褒美とは(撮影:福田文平)

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<ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 初日◇2日◇茨城ゴルフ倶楽部 東コース(茨城県)◇6665ヤード・パー72>

開幕戦の「ダイキンオーキッドレディス」では桜をイメージしたピンクパープルだった髪色は、すっかり色も落ちかけて、根本は伸びた状態。黒い部分も目立つようになった。プロ2年目の24歳、千葉華が髪色を奇抜なカラーに染める理由は「自分へのご褒美」。これがトレードマークにもなっているが、ちょっとうれしいことが起こった時に、大胆に“イメージチェンジ”をする。


しかしQTランキング22位で臨んだ今季は、なかなか調子があがらない。直近4試合連続で予選落ちしており、「最後に美容院に行ったのは3月です」と照れくさそうに明かす。そのなかで、このメジャー大会をいい形で滑り出した。

開幕前日に降った雨の影響で重くなったようにみえたグリーンも、14フィートと速く仕上がっていた。そんななか、この日のテーマを「3パットしないこと」に設定。見事に目標を達成した。ボギーも3つに抑え、1アンダーの14位タイでフィニッシュ。今季3度目のアンダーパーを記録した。

今大会で初めて組んだ新キャディとの好相性も、その要因になる。千葉は初戦の「ダイキンオーキッドレディス」以外はハウスキャディを起用していたが、ここで心機一転。相棒を『SNS』で公募したというのだから、“いまどき”だ。大会2週間前にインスタグラムのストーリー機能を使用し、キャディを募集したところ「小学生の頃、沖縄で同じゴルフスクールだった子」が手を挙げた。今もプライベートでラウンドするなど親交が続いており、呼吸はピッタリ。プロを目指していることもあり、ラウンド中の番手の決め方も一致する。二人三脚、細かに相談しながら歩みを進めていった。

2日目の目標は初日と同じ。「マネジメントと、パターのタッチを合わせられれば、いい順位でまわれると思う」。普段あまり自分を褒めない性格で、「達成感が欲しい」という理由からあえて高すぎない目標を設定している。それをひとつずつクリアしていけば、大会を終えた時、少し遅咲きの“桜”が頭上に咲いているはずだ。(文・小池文子)


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