SUBARU BRZ R&D SPORT、新型デビューから2戦目で初PPを獲得【第2戦富士GT300予選】

2021年5月3日(月)18時55分 AUTOSPORT web

 5月3日、2021年シーズンのスーパーGT第2戦『たかのこのホテル FUJI GT 500km RACE』の公式予選が富士スピードウェイで行われ、GT300クラスは61号車SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)がポールポジションを獲得した。


 昨年のスーパーGTが新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、7月に開幕を迎えたため、今回は2019年以来となる2年ぶりのゴールデンウイーク開催、そして2年ぶりの長距離500キロレースとなった。午前中に行われた公式練習では61号車SUBARU BRZ R&D SPORTが1分36秒242でトップタイムを記録。今大会からサクセスウエイト(旧称:ウエイトハンデ)を搭載するマシンもあるなか、公式予選は14時30分にスタートを迎えた。


■Q1 A組:前戦覇者リアライズGT-RはQ1敗退


 分厚い雲の隙間から時折青空が顔を覗かせるもと、気温16度、路面温度24度、湿度27%というコンディションのなか、まずはA組の15台がコースイン、各車は丁寧にタイヤへ熱を入れていく。


 残り3分となると各車計測3〜4周目からアタックを開始、真っ先にタイムを出したのは31号車TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GTの中山友貴で1分36秒427を記録。残り2分のところで午前中の公式練習でトップタイムを記録したSUBARU BRZ R&D SPORTの井口卓人が計測4周目に1分35秒963を記録して中山のタイムを上回るとそのまま、Q1 A組をトップで終えた。


 一方、第1戦岡山を制したリアライズ日産自動車大学校 GT-R藤波清斗は、60kgのサクセスウエイトが響き1分36秒992がベストタイムとなり、A組13番手でQ1敗退となっている。


 Q1を突破したA組の8台は、61号車SUBARU BRZ R&D SPORT、2号車muta Racing Lotus MC、7号車Studie PLUS BMW、52号車埼玉トヨペットGB GR Supra GT、31号車TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT、9号車PACIFIC NAC CARGUY Ferrari、18号車UPGARAGE NSX GT3、5号車マッハ車検 GTNET MC86 マッハ号という顔ぶれになった。


■Q1 B組:60号車GRスープラが唯一の1分35秒台を記録


 続いて14台が出走するQ1 B組セッションは各車2〜3周のウォームアップを経て、残り3分ごろからアタックを開始。60号車SYNTIUM LMcorsa GR Supra GTの河野駿佑がQ1唯一の1分35秒台となる1分35秒791を記録してトップに浮上、さらに河野は計測5周目には1分35秒727とタイムを縮める。


 各車、河野のタイムを上回るべく、アタックに入ったがいずれも35秒台に入ることは叶わず。2番手となった55号車ARTA NSX GT3の高木真一に0.3秒のギャップを築いたSYNTIUM LMcorsa GR Supra GTがトップでQ1 B組を終えた。


 Q1を突破したB組の8台は、60号車SYNTIUM LMcorsa GR Supra GT、55号車ARTA NSX GT3、11号車GAINER TANAX GT-R、65号車LEON PYRAMID AMG、10号車GAINER TANAX with IMPUL GT-R、360号車RUNUP RIVAUX GT-R、96号車K-tunes RC F GT3、4号車グッドスマイル 初音ミク AMGという顔ぶれとなった。


■Q2:新型BRZが初ポールポジションを獲得


 Q1を突破した16台によるポールポジション争いが繰り広げられるGT300クラス 公式予選Q2は15時23分に開始された。セッションも残り3分を切り、各車が最初のアタックを開始すると、55号車ARTA NSX GT3を操るデビュー2戦目の19歳、佐藤蓮が1分35秒485を記録しトップに浮上する。


 一方、公式練習、予選Q1 A組と、これまでの走行セッションでいずれもトップタイムを記録してきた61号車SUBARU BRZ R&D SPORTの山内英輝は、2度目のアタックのセクター2で最速タイムを記録すると、続く最終セクターのホームストレートでも他車の背後に入り、スリップストリームをうまく活用し、55号車佐藤のタイムを0.142秒上回る1分35秒343を記録。今季から新型となったスバルBRZがデビュー2戦目で初のポールポジションを獲得した。


 フロントロウには55号車ARTA NSX GT3が並び、3番手に1分35秒824を記録した60号車SYNTIUM LMcorsa GR Supra GT、4番手に33キロのサクセスウエイトを積んだ52号車埼玉トヨペットGB GR Supra GTが、5番手に2号車muta Racing Lotus MCが続いた。


 スーパーGT第2戦『たかのこのホテル FUJI GT 500km RACE』の決勝レースは、5月4日の14時30分から110周で争われる。2年ぶりの長距離500キロの戦い、GT300クラスの44台は果たしてどんなバトルを繰り広げるのだろうか。

2021スーパーGT第2戦富士 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)
2021スーパーGT第2戦富士 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)
2021スーパーGT第2戦富士 ARTA NSX GT3(高木真一/佐藤蓮)
2021スーパーGT第2戦富士 SYNTIUM LMcorsa GR Supra GT(吉本大樹/河野駿佑)
2021スーパーGT第2戦富士 埼玉トヨペットGB GR Supra GT(吉田広樹/川合孝汰)
2021スーパーGT第2戦富士 muta Racing Lotus MC(加藤寛規/阪口良平/小高一斗)

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