ドルナ、スズキのMotoGP撤退の噂に声明発表「一方的にこの決定を下すことはできない」

2022年5月3日(火)21時49分 AUTOSPORT web

 5月3日、MotoGPを統括するドルナスポーツは、スズキが2022年末にMotoGPから撤退するという噂を受けて声明を発表。MotoGPでのレースに参戦する契約の条件により、一方的にこの決定を下すことができないことをファクトリーに通達したという。


 2022年MotoGP第6戦スペインGPを終えた翌日の5月2日に行われたMotoGPクラスのヘレス公式テストⅡの開催中、スズキがミーティングを開き、2022年末にMotoGPから撤退する意向をチーム・スズキ・エクスター全体に伝えたと複数の海外メディアが報道した。


 この噂が本当であれば、ドルナスポーツと2022年から2026年までの5年間、MotoGPクラスに継続参戦することに関して契約していたが、スズキは途中破棄をすることになることも問題視された。


 5月3日の時点ではスズキからの正式発表はなく、その真相は定かではないが、ドルナスポーツが声明を発表。一方的にMotoGPから撤退できないことをスズキ側に伝えたという。

アレックス・リンス、ジョアン・ミル(チーム・スズキ・エクスター)


「MotoGPでのレースに参戦する契約の条件により、一方的に、この決定を下すことができないことを念のため正式にファクトリーに連絡した」


「しかし、スズキが両当事者間の合意に基づいて撤退する場合、ドルナスポーツは2023年以降のMotoGPクラスにおいて、レースに参戦するライダーとチームの理想的な数を決定する」


「ドルナスポーツは、MotoGPクラスに参戦を検討している多くのオフィシャルファクトリーやインディペンデントチームから引き続き高い関心を受けている。このスポーツは、接戦が展開される競争、イノベーション、エンターテインメントの世界的な模範を示し続けており、世界中の何億人ものファンを獲得している」


「これらの関係者からの関心は、過去24時間の間に再確認された」


 スズキは、今季から2026年までの5年間、MotoGPに継続参戦することに関して契約したが、現在の社会情勢により撤退する可能性もある。そのため、Moto2やMoto3に参戦しているチームの昇格や1チーム2台体制のアプリリアが2チーム4台体制となり、エントリー台数を確保することになりそうだ。

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