GT3同士のタイムバトルを制したJLOCランボルギーニがコンマ5秒差のポール。ヨコハマがトップ3【第2戦GT300予選レポート】

2024年5月3日(金)18時19分 AUTOSPORT web

 5月3日、2024年スーパーGT第2戦『FUJI GT 3Hours RACE』の公式予選が静岡県の富士スピードウェイで行われ、GT300クラスは88号車JLOC Lamborghini GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)がポールポジションを獲得した。


 2024年シーズンから新導入された“タイム合算”方式の予選は今回で二度目を迎えた。この方式では、ふたりのドライバーがQ1とQ2で記録したベストラップの合計タイム順で決勝グリッドを決定し、両セッションで1セットのタイヤを使用する。


 陽光と春風の心地よい五月晴れに恵まれた予選日。予選開始時刻の14時25分時点での気温は23度、路面温度は38度となるなか、13台が出走するQ1B組からセッションが開始された。


■Q1:GT3勢が熾烈な上位争いのなか、GAINER Zが快調デビュー


 10分間の走行でもっとも速いタイムをマークしたのは、公式練習から好調のJLOC Lamborghini GT3の元嶋佑弥。2番手には開幕戦岡山でポールポジションを獲得しているLEON PYRAMID AMGが篠原拓朗のドライブで続き、3番手には新田守男が乗るK-tunes RC F GT3がつけた。


 以下、UPGARAGE NSX GT3、SUBARU BRZ R&D SPORT、UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI、Green Brave GR Supra GT、HELM MOTORSPORTS GTR GT3までがQ2上位16台による“アッパー16”に進出。Syntium LMcorsa GR Supra GT、マッハ車検 エアバスター MC86 マッハ号、HOPPY Schatz GR Supra GT、RUNUP RIVAUX GT-R、脱毛ケーズフロンティアGO&FUN猫猫GT-RはQ2下位の“ロワー17”に進む。


 続いて行われたQ1A組では、セッションの最後にタイムを記録したグッドスマイル 初音ミク AMGの片岡龍也がトップタイムをマーク。2番手には公式練習首位のリアライズ日産メカニックチャレンジGT-R、3番手には開幕戦岡山を制したmuta Racing GR86 GTが続いた。


 また、このQ1A組には今大会が正式デビューとなるGAINER TANAX Zが初出走。午前中の公式練習では車検不合格への対応を行うために走行できなかったものの、マシンを調整し、“ぶっつけ本番”での予選出走となった。そのGAINER TANAX Zは、首位の56号車と0.328秒差の4番手タイムをマークしてQ2“アッパー”進出のデビューを果たした。


 以下、PONOS FERRARI 296、Studie BMW M4、apr GR86 GT、シェイドレーシング GR86 GTがQ2“アッパー16”へ進出。apr LC500h GT、METALIVE S Lamborghini GT3、PACIFIC ぶいすぽっ NAC AMG、ANEST IWATA Racing RC F GT3、D’station Vantage GT3、アールキューズ AMG GT3がQ2“ロワー17”に進むこととなった。


 なお、藤井誠暢がドライブしたD’station Vantage GT3は、セッション終了時には3番手タイムとなっていたが、4輪脱輪のためアタックラップのタイムが抹消となり13番手となっている。

2024スーパーGT第2戦富士 グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝/片岡龍也)


■Q2:ヨコハマ勢が上位独占。総合最速は88号車ランボルギーニに


 GT500クラスのQ1を終え、15時18分よりGT300クラスのQ2ロワー組がスタート。11台が出走した10分間のセッションで最速タイムをマークしたのは、この日がスーパーGT初走行のチャーリー・ファグが乗るD’station Vantage GT3となった。2番手には中村仁が駆るapr LC500h GTがつけ、3番手には冨林勇佑が乗るPACIFIC ぶいすぽっ NAC AMGがつけた。


 いよいよポールポジションが決まるQ2アッパー組は、15時36分に10分間のセッションがスタート。開始とともにほとんどのマシンがコースインしていくが、11号車GAINER TANAX Zはガレージでの作業が続けられ、未出走のままセッションを終えた。


 残り3分ごろになるとタイムバトルが白熱し、トップ車両が目まぐるしく入れ替わる。そのなかで小暮卓史のドライブするJLOC Lamborghini GT3が、暫定トップの65号車LEON PYRAMID AMGを0.2秒上回るタイムをマーク。最後までこのタイムを上回るマシンは現れず、Q1での元嶋佑弥との合算タイムで3分12秒150となり、ポールポジションを獲得した。


 2番手には、セッション最終盤に谷口信輝がタイムを更新したグッドスマイル 初音ミク AMGが入り、フロントロウを確保。3番手は公式練習から好調の56号車リアライズ日産メカニックチャレンジGT-Rが続き、ヨコハマタイヤがトップ3を独占した。


 4番手は開幕戦岡山で2位表彰台を獲得して36kgのサクセスウエイトを搭載している65号車LEON PYRAMID AMGがつけ、上位4台をGT3マシンが独占。5番手にはGTA-GT300車両の開幕戦ウイナー、muta Racing GR86 GTが続いている。


 初の3時間レースとなる決勝は、4日(土)の13時30分より開始予定だ。

2024スーパーGT第2戦富士 JLOC Lamborghini GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)
2024スーパーGT第2戦富士 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R(佐々木大樹/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)
2024スーパーGT第2戦富士 Q2は未出走となったGAINER TANAX Z(富田竜一郎/石川京侍)


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