新球場・エスコンフィールドで目立つ空席・・・その「意外な要因」とは

2023年5月3日(水)11時30分 ココカラネクスト

新たな試みが話題となっているエスコンフィールド北海道

 今シーズンから日本ハムの新たな本拠地となったエスコンフィールド北海道。

「人が集い、食を通して、人と人が仲良くなる場所」「知らない人とも会話が弾む場所」というコンセプトのもと、サウナや温泉施設、豊富な飲食店やホテルなど、野球観戦以外でも様々な楽しみ方ができる球場として大きく注目を集めている。

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 開業からおよそ1ヶ月半が経ち、既に改善点や懸念点が多く上がっているが、中でも気がかりなのは観客数だ。

 開幕戦を含む開幕カードこそ3万人を超える観客数となったが、翌週末に行われた3連戦は全て2万人台。最近のカードでは平日開催時は、1万人台が目立つなど早くも集客面での課題が浮き彫りになっている。

 加えて、中継で映される客席の様子を伺うと、発表されている客数よりもさらに少なく感じるほど空席が目立つ。

 特に、席のほとんどがシーズンシートとして販売されているはずのバックネット裏席は、ネット上で「あんなに毎回空席があるなら自分が座りたい」とファンから声が上がるほどの目立ちようだ。

 日本ハムはここまで開幕から最下位が定位置となっており、「優勝しか目指さない」と新庄監督が公言して臨んだシーズンでも負けが込んでいることが動員数の影響の一因となっている可能性も大いに考えられる。

 だが、ネット裏席に目立つ空席には別の「要因」があるようだ。

「ダイヤモンドクラブシート」と呼ばれるネット裏エリアのシーズンシートには、専用ラウンジにおけるビュッフェ形式の食事やドリンクを楽しめる特典がついており、そのラウンジ内には試合中にも関わらず多くの座席保有者が利用をしているという。

 つまり、ただ単に「空席」なのではなく、実際には球場へ足を運んでいるものの、座席で観戦している訳ではなく、ラウンジで過ごす人が多数いるという訳なのだ。

 ライブキッチンや、旬の素材を味わえるビュッフェとだけあってそのクオリティも高く、一度利用したことのあるファンからは「あのクオリティで食べ飲み放題、しかも居心地が良いからラウンジに入り浸るのも仕方ない」との声も上がるほどだ。

 とはいえ、それ以外のエリアでも空席が目立つ現状は変わらない。

 怪我人続出で厳しいチーム状況ではあるものの、せっかくの新球場、常に多くのファンで埋まるよう、勝利を届け続けて欲しいところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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