バイエルンが板倉滉をリストアップも「リーダーシップ」はない？

　今2024/25シーズン、ブンデスリーガで首位を走るバイエルン・ミュンヘンは、リーグ制覇を目前に控えている。残り3試合で2位のバイエル・レバークーゼンに勝点8差をつけており、5月3日のRBライプツィヒ戦で勝利すれば、通算34回目のリーグ優勝が決まる状況だ。

　一方で、守備陣の再編は避けられない課題となっており、補強の動きが進んでいるバイエルン。同リーグのボルシア・メンヒェングラートバッハ所属の日本代表DF板倉滉に関心を示していることが、バイエルン専門メディア『CF Bayern Insider』で伝えられている。すでに接触があったとされ、補強候補の一人としてリストアップされているようだ。

　しかし、同メディアでは、バイエルンの現有戦力であるDFダヨ・ウパメカノやDFキム・ミンジェといったセンターバック同様に、板倉もまた優れた能力を持ちながら「守備を統率するリーダータイプではない」「チームの精神的支柱となる存在ではない」との評価がされている。

　バイエルンでは今シーズン、ウパメカノと日本代表DF伊藤洋輝の2人だけで25試合を欠場しており、センターバックの選手層が不安定な状態が続いている。キム・ミンジェについては見合うオファーがあれば放出も辞さない姿勢とされ、DFエリック・ダイアーも契約満了後にリーグ・アンのモナコへ移籍する予定。補強の必要性は一層高まっている。

　一方で、同リーグのボルシア・ドルトムントも板倉に関心を持っているとされる。ドルトムントでは、半月板を損傷したDFニコ・シュロッターベックが約6か月の離脱を強いられる見込みであり、その穴を埋める選手を必要としているようだ。