無敗で優勝を決めたバルサ、過去に無敗優勝を遂げた6クラブとは?

2018年5月3日(木)13時29分 サッカーキング

無敗で優勝を決めたバルセロナ [写真]=Getty Images

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 2017−18シーズンのリーガ・エスパニョーラ優勝を決めたバルセロナ。2年ぶり通算25度目のリーグ制覇となった。

 特筆すべきは、開幕から35試合連続無敗で優勝を決めたことだ。そこで今回は、欧州5大リーグ(スペイン、イングランド、ドイツ、イタリア、フランス)で過去に無敗優勝を成し遂げたクラブを紹介する。

 なお、バルセロナはこれまで1シーズンを無敗で終えたことがない。6日に行われる第36節ではレアル・マドリードとの“エル・クラシコ”に臨むが、果たして無敗を貫くことができるだろうか。

■プレストン・ノースエンド(イングランド:1988−89)
 「世界で初めてリーグ無敗優勝を成し遂げた」とされるのが、イングランドのプレストン・ノースエンドだ。達成したのは1888−89シーズンのこと。“サッカーの母国”であるイングランドで初の全国統一リーグが設立され、プレストンが初代王者に輝いた。当時は12チーム制で、22戦して18勝4分という成績を収めた。なお、FAカップでも無敗優勝を成し遂げ、初の“ダブル(2冠)”を成し遂げたチームとしても知られる。

■アスレティック・ビルバオ(スペイン:1929−30)
 スペインで初めて無敗優勝を成し遂げたのは、アスレティック・ビルバオだ。リーガ・エスパニョーラの創設2年目にあたる1929−30シーズン、12勝6分けの無敗で初優勝を果たした。当時はまだ10チーム制。前年度に初代王者に輝いたバルセロナを上回っての戴冠だった。

■レアル・マドリード(スペイン:1931−32)
 アスレティック・ビルバオの快挙から2年後、レアル・マドリードが初の無敗優勝を果たした。10勝8分けでのリーガ・エスパニョーラ初制覇だった。なお、当時は国王が国外脱出して君主制が崩壊していたため、スペイン語で「王立」を意味する「レアル」がクラブ名から外されていた。リーガ・エスパニョーラで無敗優勝チームが誕生したのもこの時が最後になる。

■ミラン(イタリア:1991−92)
 セリエAで初の無敗優勝を成し遂げたのは、ルート・フリット、マルコ・ファン・バステン、フランク・ライカールトの“オランダ代表トリオ”を擁していたミラン。全18チームで構成されたリーグで、22勝12分けの成績を残した。アリーゴ・サッキからチームを引き継いだファビオ・カペッロ監督は、就任1年目で快挙を達成。そしてこの優勝を皮切りに、ミランはセリエA3連覇を達成するなど、黄金期を築いた。

■アーセナル(イングランド:2003−04)
 プレストン・ノースエンドの無敗優勝から115年、イングランドで無敗優勝を果たしたチームがアーセナルだった。アーセン・ヴェンゲル監督が率いるチームには、30ゴールを挙げて得点王に輝いたフランス代表FWティエリ・アンリをはじめ、フランス代表MFパトリック・ヴィエラ、オランダ代表FWデニス・ベルカンプ、フランス代表MFロベール・ピレスなどの豪華メンバーが在籍。シーズン38試合で26勝12分け。2位チェルシーに11ポイント差をつける圧倒的な強さを見せて頂点に立った。

■ユヴェントス(イタリア:2011−12)
 ユヴェントスは18チーム制だった1991−92シーズンにミランが達成して以来、史上2チーム目の無敗優勝を達成。20チーム制に移行してからは初の快挙となった。23勝15分けと約40パーセントは引き分けに終わったが、38試合で20失点とセリエA最強の守備でクラブ史上初の快挙を成し遂げた。なお、この優勝を皮切りに、ユヴェントスは昨シーズンまでに6連覇を達成。早ければ、今週末にも前人未到の7連覇となる優勝が決定する。

(記事/Footmedia)

サッカーキング

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