サングラス姿のネリはKO宣言も、井上尚弥の自信は揺らがず 記者会見で堂々発言「とてつもない試合ができる」
2024年5月4日(土)14時10分 ココカラネクスト
試合前会見に臨んだ井上とネリ。余裕を醸し出す前者に対し、憮然とした態度を見せた後者が印象的だ。(C)CoCoKARAnext
2年ぶりの防衛戦に向け、ボクシング世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)の自信は揺るぎない。
5月6日に東京ドームで行なわれるボクシングの世界スーパーバンタム級タイトルマッチを控えたなかで、世界同級4団体統一王者の井上尚弥(大橋)と挑戦者のルイス・ネリ(メキシコ)が神奈川・横浜市内のホテルで公式会見に出席。試合への意気込みを語った。
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昨年12月にマーロン・タパレス(フィリピン)を打ち破り、史上最速での2階級での4団体統一を果たした井上。その世紀の試合後には「通過点」と口にし、タイトル防衛に向けた想いを強くさせていた。
約5か月ぶりの一戦となる相手は“悪童”ネリ。直近4戦4勝と好調のメキシカンだが、下馬評においては井上の「断然優位」という見方が強い。そうした周囲の風潮をよそに当人は「いよいよこの日が来たなという想い。明後日はとてつもない試合ができるんじゃないかと確信している」と強調。いつも通りに自身へ矢印を向け、東京ドームという檜舞台での大一番に向けた想いを語った。
「事前に体重が仕上がっているのは聞いていて、安心している。改めて見て良い状態で仕上がっていると思う。気を引き締めての会見になった。こんなに素晴らしい環境、タイミングがそろった試合はない。4つのベルトを守るモチベーションを生かして、明後日は勝ちに行きたい」
フェイスオフでは、これまでに挑発的な言動を繰り返してきたネリから一切視線を外さない視殺戦を展開した井上。その引き締まった表情に油断は微塵も感じられない。あとはやるだけ——。ゴングの時が刻一刻と迫っている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]