【広島vs神戸プレビュー】広島はCBに負傷者相次ぐも12試合5失点と堅守を維持…神戸は前節負傷のポドルスキが欠場か

2018年5月4日(金)20時52分 サッカーキング

神戸のFWレアンドロは、昨シーズンの開幕戦で負ったけがから復帰を果たした [写真]=J.LEAGUE

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■サンフレッチェ広島 今節勝利すれば昨季の勝ち点超え



【プラス材料】
 18チーム制となった2005年以降、12試合目での10勝到達はJ1史上最速。昨年は年間8勝、勝ち点33しか取れなかったチームが、勝利数ではすでに上回り、神戸戦に勝利すれば勝ち点34となって昨年のラインを突破する。

 また12試合9完封もまた、J1史上類を見ない記録である。12試合で失点5と歴史的な堅守を誇り、17得点もFC東京の19得点、札幌の18得点についでリーグ3位。得失点差+12も唯一のプラス二桁台。2位につけるFC東京との差を8ポイントに広げ、首位を快走中だ。

 エース・FWパトリックは得点ランク2位となる7得点を稼ぐだけでなく、清水戦でのスプリント回数30と、圧巻の走りによってチームを牽引。記録的な快走を続ける広島は、FC東京戦での敗戦もモノともしていない。

【マイナス材料】
 清水戦の後半に太もも裏の筋肉を痛めて途中交代した水本裕貴の状況が心配だ。城福浩監督は「深刻な状況になる前に交代させた。病院にいくほどの症状ではない」と語っていたが、一方で「経過を見て神戸戦での起用は考える」と語っており。予断は許さない。ここまで広島はDF千葉和彦、DF丹羽大輝、そして水本と、センターバックばかりが故障してしまい、実は最終ラインの構成問題は深刻だ。

 清水戦ではMF吉野恭平が水本のポジションに入って安定したプレーを見せてくれたが、神戸には経験豊富なFWが多数、腕を撫している。ここ数年では最高のパフォーマンスを見せてくれていた水本が試合に出られないということになれば、チームには大きな痛手だ。

文:紫熊倶楽部 中野和也

■ヴィッセル神戸 レアンドロの14カ月ぶり復帰は朗報



【プラス材料】
 前節、リーグ最多19得点を挙げている2位・FC東京を無失点に抑えた守備は良かった。出場停止のMFチョン・ウヨンに代わって先発したDF北本久仁衛が、現時点でリーグ得点ランク1位につけるFWのD・オリヴェイラにほとんど仕事をさせず。改めて選手層の厚さを示す形となった。

 また昨シーズンの開幕戦で負傷し、長期離脱していたFWレアンドロが14カ月ぶりにピッチへ。「本来の姿から言うと50%くらい」と本人が語るようにコンディションはまだまだだったが、神戸にとってはうれしいニュースとなった。

 今節の一番のプラス材料としては、チョン・ウヨンが戻ってくること。北本の守備力は魅力だが、ビルドアップという点ではやはりウヨンの存在は欠かせない。

【マイナス材料】
 ここ3試合、勝ち星から遠ざかっている。しかも、前節のFC東京戦では今季初のノーゴールと攻撃陣が不発。超攻撃的サッカーを謳うチームとしては不甲斐ない結果と言わざるを得ない。「アタッキングサードの迫力が足りなかった」と吉田孝行監督が振り返ったように、エリア内への侵入も少なく、クロスの質も今ひとつ。ここは今節の課題になるだろう。

 また、前節の31分にFWルーカス・ポドルスキが負傷退場。試合後会見の吉田監督によると「メディカルからの報告はまだ。ちょっと筋肉系のトラブルかなという感じ」とか。彼が退場してから攻撃の迫力が薄れた印象があるだけに、今節の広島戦に出るかどうかは勝敗を左右するポイントになりそうだ。

文:totoONE編集部

サッカーキング

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