【RIZIN】“桜庭ジュニア”桜庭大世 涙の一本負け...ベテラン中村大介の腕十字固めでプロ初黒星

2025年5月4日(日)16時5分 スポーツニッポン

 ◇RIZIN男祭り 桜庭大世ー中村大介(2025年5月4日 東京ドーム)

 格闘技イベント「RIZIN男祭り」(東京ドーム)が4日に開催された。第7試合で“IQレスラー”桜庭和志の長男である桜庭大世(サクラバファミリア)が元DEEPライト級王者の中村大介(夕月堂本舗)に2R一本負け。プロ初黒星で悔し涙を流した。

 プロ2戦目で厳しい現実が待っていた。試合序盤から打撃で圧力をかけながらも、寝技の展開になると苦しい流れとなった。2Rも打撃で展開を打破しようとしたが、テイクダウンを奪われて最後は腕ひしぎ十字固めにタップアウト。プロ初黒星を喫した。試合後は悔しい表情で涙を流して退場した。

 井上康生、鈴木桂治らと肩を並べて全日本強化選手でもあった柔道家の中村和裕に誘われて柔道を始めたことが、大世が格闘技を始めるきっかけだった。社会人経験をした上で、24歳から「モテたい」という気持ちからMMA練習を始めた。

 23年9月、グラップリングマッチのプロデビューとなった父が主宰するQUINTETではアテネ&北京五輪の柔道金メダリスト内柴正人からヒザ十字固めで一本勝ちを奪う大番狂わせを起こして衝撃を与えた。

 昨年大みそかにMMAデビュー。ライト級タイトルマッチ経験者でベテランの矢地祐介(フリー)に26秒KO勝利を飾った。衝撃のデビュー戦となった。

 デビュー2戦目は父・和志と長年ライバル関係にあった田村潔司の弟子である中村との対戦が決定した。このカードについて榊原信行CEOは「皆さんご存知かと思いますが、中村大介は田村潔司の愛弟子、そして桜庭和志の息子が世代を超えてUWFの因縁マッチ。往年のファンにはたまらないカードのはずです」と期待した。

大世は「今回は打撃だけではなくてグラップラー桜庭としての一面を見て欲しいのと、男祭りって名前にふさわしいような必死な姿を皆さんに見せられればいいなと思っています。おじさんと若者の熱い男の泥臭い試合をしたい」と口にしていたが、プロ初黒星を喫した。

スポーツニッポン

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