【巨人】中田離脱余波 梶谷昇格で同情高まる「選手の名前」

2023年5月5日(金)12時6分 ココカラネクスト

ガッツあふれるプレーが持ち味の増田陸(C)CoCoKARAnext

 巨人は4日のヤクルト戦(東京ドーム)に8−7と勝利。連日のルーズベルトゲームを9回二死から出た丸佳浩がプロ初となるサヨナラ弾で死闘に決着をつけた。

【動画】ルーズベルトゲームを制したのはこの一振り!9回二死から丸がプロ初のサヨナラ弾を決めた場面

 取っては取られの乱打戦、7−7で迎えた9回2死。丸は3ボールから小沢怜史の真ん中に入った直球を振り抜き、右翼席へ放り込んだ。ダイヤモンドを1周すると、ホームベース付近に待ち構えていた丸ポーズをするナインたちと共に笑顔で勝利を喜んだ。これで2カード連続の勝ち越しを決め、4位に浮上と開幕から低迷に悩んできたチームもいよいよ調子を上げてきた。

 一方、ゲーム中に衝撃が走った場面もあった。開幕から好調をキープしていた中田翔が2回一死、左翼線二塁打を放ち、一塁ベースを回ったあたりで様子がおかしくなった。倒れ込むように二塁に到達すると、駆けつけた阿部ヘッド兼バッテリーコーチとトレーナーに両脇を支えられ、ベンチ裏に引き上げた。都内の病院で精密検査を受けた結果、「右太もも裏肉離れ」の診断を受け、登録抹消が決まった。ここまで8試合連続安打中、リーグトップの7本塁打をマークと恐怖の5番打者を欠くことは痛い。代わって、梶谷隆幸外野手が一軍に昇格することになった。

 一方で梶谷の昇格をめぐっては、ネット上で若手に同情する声も高まっている。中田と同じく内野手で一時はイースタン・リーグの首位打者ともなっていたプロ4年目の菊田拡和はここまで一軍昇格なし。一時は3割5分近くまで調子を上げても一軍に呼ばれなかったとあって、ネット上では「菊田、試してほしかったな…」「どうせなら若手がいい」など、菊田以外にも最近調子を上げ、内外野を守れる元気印で4日のイースタン・リーグ、ヤクルト戦でも適時打をマークした増田陸内野手や状態がいいルーキーの萩尾匡也外野手を推す声も上がった。

 一方、開幕一軍を勝ち取りながら、スタメン起用にはまだコンディション面が上がっていないという理由で4月17日に降格となった梶谷も再度の昇格に捲土重来の気持ちは強いだろう。左翼で調子を上げている秋広優人が負傷した中田に代わって一塁を守ることも予想されるため、層が薄くなる外野手の布陣をバックアップする働きも期待される。

 ようやく整い始めたチーム環境に起きた大きなアクシデント。この危機は全員野球で乗り越えるしかなさそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

ココカラネクスト

「巨人」をもっと詳しく

「巨人」のニュース

「巨人」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ