アトレティコ、堅守崩壊でエスパニョールに完敗…レアル戦以来の3失点

2019年5月5日(日)1時35分 サッカーキング

アトレティコ・マドリードに勝利したエスパニョール [写真]=Getty Images

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 リーガ・エスパニョーラ第36節が4日に行われ、エスパニョールとアトレティコ・マドリードが対戦。ホームのエスパニョールが3−0で勝利を収めた。

 この試合は11位エスパニョールと2位アトレティコ・マドリードの対戦。ホームのエスパニョールは、直近6試合負けなし。残留は確定しているが、3試合連続でドローとなっている。一方、アウェイのアトレティコ・マドリードはこの試合引き分け以上であれば2位を確保できる。もし3位レアル・マドリードに勝ち点「9」を追いつかれた場合、アトレティコ・マドリードはレアル・マドリードに対して1分1敗となっているため3位となってしまう。

 試合は3分、フアンフランから前線のアルバロ・モラタにパスが通ると、モラタはそのままドリブルでゴール前まで運んでシュート。しかし、このシュートはGKディエゴ・ロペスの正面に飛び、外に弾かれる。

 エスパニョールは9分、アドリア・ペドロサが左サイドを突破してグラウンダー性のクロスを中に供給。味方選手数人がゴール前まで飛び出すが、ヤン・オブラクがキャッチしてアトレティコ・マドリードはピンチを凌ぐ。

 35分、エスパニョールがFKを獲得すると、セルジ・ダルデルがこぼれ球に反応。ダルデルはミドルシュートを放つがゴール右にそれる。

 アトレティコ・マドリードは37分に左CKを獲得するとトマ・レマルがクロスを入れる。サウールが頭で合わせるがGKがキャッチ。42分にはレマルがペナルティエリア外からシュート。枠の右下を狙ったシュートは、ディエゴ・ロペスがなんとか弾く。

 試合が動いたのは前半アディショナルタイムの46分。エスパニョールはカウンターを起点にペドロサが快速を活かして左サイドを突破。ペドロサはアトレティコ・マドリードの選手達を抜いてペナルティエリア左に侵入して中に折り返す。この折り返しはディエゴ・ゴディンの左足に当たり、ゴール左に吸い込まれた。エスパニョールはオウンゴールで先制に成功した。

 後半に入ると、52分にエスパニョールは追加点を奪う。オスカル・メレンドが横パスをカットすると、数的優位の状況から再びカウンターを起点にゴールを狙う。メレンドはスルーパスを送ると、ボルハ・イグレシアスはフィリペ・ルイスの裏に抜けてボールを受け取る。イグレシアスはGKとの1対1を制して冷静に押し込み、2−0。

 流れに乗るエスパニョールは66分、ミドルレンジからダルデルがシュートを放つがオブラクがセーブ。獲得したCKからイグレシアスがヘディングでゴールを狙うが枠をとらえられない。

 その後もエスパニョールは果敢に枠内シュートを撃ち続け、試合は完全にエスパニョールのペースに。すると89分、またしても追加点に成功する。

 フアンフランがペナルティエリア左でハビ・プアドを押し倒したとしてアトレティコ・マドリードはPKを与えてしまう。キッカーはこの日1得点を決めているイグレシアス。イグレシアスは落ち着いてゴール左上に突き刺し、3−0とする。イグレシアスは今シーズン15ゴール目とした。

 このまま試合は終了してホームのエスパニョールがアトレティコ・マドリードに3−0で勝利を収め、7試合負けなしとした。一方、アトレティコ・マドリードは2月に行われたレアル・マドリードとの”マドリードダービー”以来の3失点を喫して敗北となった。

【スコア】
エスパニョール 3−0 アトレティコ・マドリード

【得点者】
45+1分 1−0 オウンゴール(エスパニョール)
52分 2−0 ボルハ・イグレシアス(エスパニョール)
89分 3−0 ボルハ・イグレシアス(エスパニョール)

【スターティングメンバー】
エスパニョール(4−3−3)
D・ロペス;ロサレス(86分 サンチェス)、ナウド、エルモソ、A・ペドロサ;グラネロ、ダルデル、M・ロカ;メレンド(90+1分 ガルシア)、イグレシアス、ウー・レイ(79分 プアド)

アトレティコ・マドリード(4−4−2)
オブラク;フアンフラン、サヴィッチ(45分 コレア)、ゴディン、F・ルイス;コケ、ロドリゴ(59分 モンテロ)、サウール、レマル(59分 ビトーロ);グリーズマン、モラタ

サッカーキング

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