ヒュルケンベルグ「今年最高のレースのひとつだった」一方リタイアのボルトレートは燃料システムに問題か
2025年5月6日(火)12時20分 AUTOSPORT web

2025年F1第6戦マイアミGPの決勝レースが行われ、キック・ザウバーのニコ・ヒュルケンベルグは14位、ガブリエル・ボルトレートはリタイアでレースを終えた。
ハードタイヤで14番手からスタートしたヒュルケンベルグは、第1スティントを全20台のなかで最長となる35周走り、36周目にミディアムタイヤに交換して14位でフィニッシュした。ボルトレートは予選でヒュルケンベルグを上回り、13番手からスタートしたが、パワーユニットのトラブルで30周目にリタイアした。
■ニコ・ヒュルケンベルグ(ステークF1チーム・キック・ザウバー)
決勝=14位(56周/57周)
16番手/タイヤ:ハード→ミディアム
「今日はかなりクリーンなレースだったし、今年最高のレースのひとつだったと感じている。ターン1で(リアム・)ローソンと(ジャック・)ドゥーハンが衝突したとき、僕はトラブルを回避して、適切なレースペースを構築しようとしていた。他のほとんどのクルマとは対照的に、僕は逆の戦略を採用し、ハードタイヤでスタートして、第1スティントを長く走った」
「最初のバーチャルセーフティカーでは、ピットストップの機会を逃してしまったので、このことをチームと再検討する必要がある。でも、今週末はまた一歩前進できたように感じている。もう少しパフォーマンスが向上し、マシンバランスが改善されれば、ポイント争いにさらに近づくことができると信じている。これらの改善点を念頭に置き、今シーズンのヨーロッパラウンドを始めるのを楽しみにしている」
■ガブリエル・ボルトレート(ステークF1チーム・キック・ザウバー)
決勝=DNF(30周/57周)
13番手/タイヤ:ミディアム→ハード
「リタイアするまではよいレースだった。僕たちは(エステバン・)オコンのすぐ後ろ、(ピエール・)ガスリーの前の13番手で安定して走っていたし、最後までそのポジションを維持できると感じていた。ペースは予想通りで、僕たちはハースとレーシングブルズより少し遅れていたものの、戦いに加わっていた」
「残念ながら、最後のラップになったストレートでパワーを失い始め、コーナーを大きく2回ショートカットして、最終的にマシンは完全に停止してしまった。僕が聞いた限りでは、燃料システムの問題の影響があったようだが、まだチームと一緒に分析する時間が取れていない。僕のキャリアでDNFはあまりないことなので、特に残念だが、これもゲームの一部だ」
「それでもこの週末から、かなり多くのポジティブな収穫を得ることができている。問題が発生する前のシングルラップのパフォーマンスとペースは、今後の前進の基礎になるだろう。今週末に経験したことすべてを振り返り、そこから学び、次戦はさらに強くなって戻ってくるよ」