好調DeNAの「泣きどころ」守護神・山崎康晃の背信投球で気になる兆候とは

2023年5月6日(土)11時33分 ココカラネクスト

今季から新たに6年契約を結んでいる山崎(C)CoCoKARAnext

 DeNAは5日のヤクルト戦(神宮)に9−10の逆転負け。両軍合わせて計11発のホームランが飛び出す壮絶な乱打戦となった試合で最後は守護神の山崎康晃が長岡秀樹にサヨナラ弾を浴びた。

 こどもの日とあって多くの子どもファンが詰めかけた試合で、DeNAは序盤から積極的に攻め、1番に座った佐野恵太は3回、4回と2打席連続弾を放つと、1番の佐野から4番の牧秀悟まで上位が全員アーチをかけるという、恐ろしい破壊力も示したが、最後はリリーフ陣が粘れなかったことが響いた。

【動画】5日のヤクルト戦、両軍合わせて11発の本塁打が飛び交った試合。佐野も2打席連続弾を放つなど気を吐いた

 9−8と1点リードで迎えた9回に登板した山崎は二死からオスナに左前打を許すと、続くバッターは長岡。3球目のツーシームを捉えられ、痛恨のサヨナラ弾を浴びた。

 マウンド上で呆然とした表情を浮かべる山崎。山崎は2日の広島戦でも9回に坂倉将吾に満塁弾を浴びたばかり。今シーズンはすでに3敗目、防御率は5・93まで急降下している。昨年は56試合に登板して、防御率1・33、わずか2敗、37セーブと安定した成績を残していた。今季から新たな6年契約を結び「生涯横浜」を掲げる絶対守護神の乱調は今後のチームの戦い方にも影響を与えそうだ。

 チームではほかにも終盤を投げるエスコバーが直近5試合で9失点と不安定な投球を続けており、脅威的な爆発力を誇る打線に目がいきがちだが、終盤の投手陣のやりくりは懸案事項として浮上している。

 打線がストロングポイントであることには変わりないが、勝ち星を確実にものにするためには、今後は接戦が多くなっていくことも予想される。「泣き所」をいかに整備していくか、三浦監督の手腕も問われそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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