元名古屋ベンゲル氏、マンUとトッテナムのCL出場権について異例の主張

2025年5月6日(火)17時0分 FOOTBALL TRIBE

アーセン・ベンゲル元監督 写真:Getty Images

 かつてJ1の名古屋グランパス(1995-1996)やプレミアリーグのアーセナル(1996-2018)で指揮を執ったアーセン・ベンゲル氏が、リーグでは低迷しているにも関わらずUEFAヨーロッパリーグ(EL)では準決勝まで勝ち上がっているマンチェスター・ユナイテッドとトッテナム・ホットスパーのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権について、異例の主張を行った。


 UEFA(欧州サッカー連盟)は2014年に規定を改定しEL優勝クラブにCL出場権を与えているが、ベンゲル氏は5月5日にスポーツ専門局『BeIN Sports』のインタビューで、この制度に対して「正しくない」「自動的にELには出場できても、CLに出るべきとは限らない」と述べた。


 ユナイテッドとトッテナムは、いずれも今2024/25シーズンのリーグ(第35節現在)で欧州大会出場圏外となる15位と16位に位置している。しかし、ELでは準決勝第2戦を前に合計スコアのリードを保っており、5月22日の決勝で両チームが対戦する可能性が高い。トッテナムはノルウェー1部ボデ/グリムトに対して第1戦を3-1で勝利し、ユナイテッドはラ・リーガのアスレティック・ビルバオにアウェイで3-0の快勝を収めている。


 特にプレミアリーグでは既に最大で5クラブがCLに出場できる状況にあるため、ベンゲル氏はユナイテッドまたはトッテナムにCL出場権が与えられることに対し「UEFAが再考すべきことだ」と主張。一方で、「ELを競技として魅力あるものに保つには、CL出場権という報酬が必要だ」との反対意見があることも認めている。


 ベンゲル氏は2018年にアーセナル監督を退任後、翌年に国際サッカー連盟(FIFA)のグローバルフットボール開発責任者に就任。以降、オフサイドルールの見直しやワールドカップの隔年開催提案など、複数の制度改革を提唱している。

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