スペインGP FP2:初日はメルセデス勢が最速、好調アルピーヌが上位に。レッドブル・ホンダは9&10番手

2021年5月7日(金)23時27分 AUTOSPORT web

 2021年F1第4戦スペインGPのフリー走行2回目が行われ、メルセデスのルイス・ハミルトンがトップタイムをマークした。レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは9番手、セルジオ・ペレスは10番手、アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは6番手、角田裕毅は7番手となっている。


 現地時間午後3時からのFP2は、気温はFP1開始時とほぼ同じの21度ちょうど、路面温度は40度と、7度上昇した。風向きはメインストレートからのターン1ブレーキングで、右側からの横風に変わっている。


 セッション序盤は、全車がミディアムタイヤを履いてコースインした。このタイヤではまずメルセデス2台が1−2タイムを出したが、フェルスタッペンが2番手バルテリ・ボッタス(メルセデス)に0.046秒差をつけてトップに立った。しかし再度のアタックに出たボッタス、ルイス・ハミルトン(メルセデス)が再び1−2を形成した。


 カルロス・サインツ(フェラーリ)がターン9ではみ出して縁石に乗り上げた際に空力パーツを飛ばし、マーシャルが回収する間VSCが導入された。


 開始後20分には、メルセデスの2台がソフトタイヤの先陣を切った。ハミルトンが1分18秒170の最速タイム、0.139秒差でボッタスが続いた。そしてガスリーが、トップから0.5秒差ながら3番手に。しかしすぐにフェラーリの2台、そしてエステバン・オコン(アルピーヌ)、さらにフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)に先行された。アルピーヌはポルトガルで見せた速さを、ここでも維持しているようだ。


 ガスリーは6番手まで後退した一方で、角田がチームメイトから0.026秒の僅差で、7番手につけた。ポルトガルに比べると、アルファタウリのマシン挙動は安定して見える。一方レッドブルは、フェルスタッペンはターン10でミスを犯し、ソフトでのアタックを諦めて9番手。ペレスもセクター1でタイムロスし、10番手に留まっている。ポルトガルほどではないが、コーナリング中の挙動変化に手こずっている印象だ。


 セッション後半は、ソフトとミディアムに分かれてのロングランに各ドライバーは集中した。上位勢はソフトで1分23秒台前半、5番手アロンソも、ほぼそのペースでしっかりつけている。一発タイムで健闘した角田は、ロングラン序盤はガスリーのペースにやや追い付けていなかった。しかしソフトの持ちが予想以上によく、10周目には1分23秒台後半までタイムを伸ばしている。


 初日FP2はハミルトン、ボッタスが1-2、3番手にシャルル・ルクレール(フェラーリ)、そしてオコン、アロンソが4、5番手と、アルピーヌの速さが光った。アルファタウリもガスリー、角田が6、7番手と並んだ。8番手にサインツ、9、10番手にフェルスタッペン、ペレスのレッドブル勢。これまでの3戦、速さを見せていたマクラーレンのランド・ノリスは12番手、ダニエル・リカルドは15番手だった。

2021年F1第4戦スペインGP シャルル・ルクレール(フェラーリ)
2021年F1第4戦スペインGP フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)
2021年F1第4戦スペインGP ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
2021年F1第4戦スペインGP セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)

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