「10位死守は評価に値」「不用意なミスで危うくした」2戦ぶり入賞の角田裕毅 波乱の内容に海外メディアの評価は分かれる

2025年5月7日(水)5時40分 ココカラネクスト

ポイントは獲得したものの10位では周囲を納得させられない。次戦ではさらに上位が求められそうだ(C)Getty Images

 レッドブルの角田裕毅は、5月4日に行われたマイアミGP決勝で10位入賞を果たした。前日に行われたスプリントでは6位に入っており、レッドブル加入4戦目のレースはチームに計4ポイントをもたらしている。

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 初日のスプリント予選ではQ1敗退という不本意な結果に終わったものの、翌日には6位のリザルトを残すという巻き返しをみせた。また、10位スタートとなった決勝でも、ピットレーンでの速度違反による5秒のタイムペナルティを受けながらトップ10入りと、今回も角田にとっては3日間を通じ波乱のグランプリだったと言えるだろう。

 レース後、海外メディアでは日本人ドライバーのマイアミGPの結果について、さまざまな評価が送られている。

 欧州オンラインメディア『F1i.com』では、10点満点での6点を角田に与えており、スプリント、決勝、それぞれの結果への賛辞が並んだ。同メディアは、「スプリント予選での失望を引きずらず立て直し、正しい戦略判断を下し、RB21をしっかりとコースに留めて、ピットレーンスタートから6位まで追い上げた。メインレース自体は彼にとって大きな展開のない内容だったが、ピットレーン速度違反による5秒ペナルティを受けながらも、追い上げてきた(アイザック・)ハジャーから10位を死守したのは評価に値する」などと綴っている。

 一方、英モータースポーツサイト『PLANET F1』からは厳しい指摘も。ポイントを争った最終盤の攻防を振り返り、「ピットレーン速度違反による5秒ペナルティは、最終的にはユウキ・ツノダにとって致命傷とはならなかったが、もし後方にいたのがレッドブル系以外のドライバーであれば、順位を失っていた可能性もある」と説明。

 さらに同メディアは、「不用意なミスでレースを危うくした。そして(マックス・)フェルスタッペンのペースには依然として大きく劣っている」などと、チームメイトとの差も強調している。

 角田にとって2戦ぶりのポイント獲得となったグランプリだったが、やはりまだ物足りなさを訴える声もあることは明らか。次戦からの欧州ラウンドでも、これまで以上の結果が求められることになりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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