阿部巨人 主砲、岡本和真の長期離脱で緊急補強に動くか X注目「けが人多すぎ」「トレードありそう」
2025年5月7日(水)11時23分 ココカラネクスト

阿部監督も主砲離脱には頭の痛いところだ(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
巨人に激震が走った。
5月6日の阪神戦(東京ドーム)に「4番・一塁」で先発出場した岡本和真が試合開始直後、アクシデントに見舞われた。無死一塁で中野拓夢の三塁線へのバントを処理したドラフト2位ルーキー、浦田俊輔の送球がややファウルゾーン側にそれた。
【動画】先発井上は2回に森下に5号2ランを許した
捕球時の岡本と走り抜けようとした中野が交錯、このプレーで左ひじを痛め、交代となった。試合後に「左ひじの筋損傷」の診断が球団から発表され、阿部慎之助監督も長期離脱の見通しを明かした。
現在首位争いを行うチームにとって痛すぎる離脱となった。体の頑健さで知られ、レギュラー定着以降、故障離脱は1度もなかった。昨年も全143試合で4番を務め、今季もここまで打率.308、8本塁打、25打点と主砲としてチームをけん引してきた。
衝撃のシーン直後からX上では「岡本大丈夫」がトレンド入りするなど、大きく注目を集めた。
また左ひじといえばバッティングにも大きく影響を及ぼす箇所とあって、慎重なリハビリも求められそうだ。
主砲離脱の動揺も影響したか、6日のゲームは1−7と完敗。先発左腕の井上温大も2回に森下翔太に3戦連発となる5号2ランを許すなど、開幕から本拠地では阪神に1勝もできず、5戦5敗は球団史上初の屈辱ともなった。
ピンチを救う救世主を期待したいところだが、開幕からここまでほかにもけが人が続出している事態を受け、ファンの間でもX上では「けが人、多すぎ」「トレードありそう」「この機会に若手に出てきてほしい」など様々な声が飛び交っている。
実際に昨年もチームでは開幕直前に日本ハムとの交換トレードで若林晃弘を放出し、郡拓也を獲得。6月には西武との間で松原聖弥、若林楽人の交換トレードを成立させている。
外国人補強においても交流戦直前の5月に獲得したエリエ・ヘルナンデスが昨季のチームの快進撃を支えたことも知られている。
常勝軍団においては勝利のために必要なピース獲得には迅速に動くことで知られている。主砲離脱の有事に現有戦力を生かしながら、緊急補強を摸索していくことも十分ありえそうだ。
いずれにせよ、このピンチはチーム一丸となってしか乗り越えられない。まずは7日のゲームで声援を送ってくれるファンのためにも、対阪神にファイティングポーズをしっかり示したいところだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]