佐野海舟、ブンデスリーガで走行距離トップに君臨もプレーに賛否
2025年5月7日(水)17時30分 FOOTBALL TRIBE

ブンデスリーガのマインツに所属するMF佐野海舟が、5月5日に行われたリーグ第32節のアイントラハト・フランクフルト戦で評価を高めた。
試合は1-1の引き分けに終わったが、佐野は中盤のダブルボランチとして先発出場し攻守にわたり躍動。この活躍を受けドイツ大手誌『kicker』の週間ベストイレブンに初選出されたほか、採点でも両チーム最高の「1.5点」を獲得。マン・オブ・ザ・マッチにも選ばれている。
その佐野が、ブンデスリーガ全体で走行距離1位を記録したという事実が、ファンの間で議論を呼んでいる。「ブンデス走行距離No1ってスタッツ気持ち良すぎるだろ」との声があがり、MFグラニト・ジャカ(バイエル・レバークーゼン)やMFヨシュア・キミッヒ(バイエルン・ミュンヘン)と並ぶ数字に「すげえ並びに入り込んだな」と驚きのコメントも。
実際、佐野はデュエル勝率でも4位につけ、今2024/25シーズンここまでリーグ戦全試合に先発しており、さらに第1節と3節以外はフル出場を果たしている。ただ、ここまで試合に出て得点やアシストが無く、「パスの精度を磨かないと他のチームでは厳しそう」と、守備面の貢献は申し分ないものの攻撃への絡みの少なさに課題があるという指摘も見られた。
それでも、「6番タイプとしてはアジリティもワールドクラスに近い」との評価もあり、日本代表キャプテンのMF遠藤航(リバプール)と比較してスピードや推進力に優れるという声もある。また、「いつビッグクラブに移籍してもおかしくない」と、今2025年夏の移籍市場での注目株と見る向きも強い。
代表未選出の現状については惜しむ声も多く、安定したリーグパフォーマンスを続ける佐野を今後日本サッカー協会と日本代表の森保一監督がどのように評価をするのか、高い注目が集まっている。