【巨人】中田翔不在の「代償」 4番・岡本和真に与えられた「試練」とは

2023年5月8日(月)11時30分 ココカラネクスト

今季から主将も務める岡本和(C)CoCoKARAnext

 巨人は7日の中日戦(バンテリンドーム)を1−2と落とし、最下位中日にゲーム差なしに迫られた。「魔の8回」に失点したことが響いたが、再び打線が下降気味となっていることも気になる兆候だ。

 1−1で迎えた8回。マウンドに上がった直江大輔が2者連続四球を与えると、嫌なムードが漂う。その後上がった大江竜聖は大島洋平を空振り三振に仕留めるも、続いて出た菊池大稀が一死満塁から相手4番の石川昂弥に勝ち越しの左犠飛を許した。

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 これで8回は5月全試合で失点。長く課題である「8回の男」が出てこないことには、不安定な戦いを強いられそうだ。9日のDeNA戦からは再調整したロペスの合流が決定。大勢につなぐ中継ぎ陣を整備できるかが上位浮上の一つのカギを握りそうだ。

 一方、一時は上向いていた打線もここにきて低調となっている。何といっても痛かったのはリーグ単独トップの7本塁打を放ち、15打点を稼ぐなどチームをけん引していた中田翔の離脱だ。試合中の走塁により右太もも裏の肉離れを発症、5日に抹消された。

 中田不在の影響がもろに出てしまっているのは4番・岡本和真にもある。この日の試合はノーヒット。中日に3連敗を喫した直近3試合は10打数1安打と4番の不調が、チームの勝敗に直結してしまっている。

 勝負強い中田が離脱したことで、4番に座る岡本和への攻めが厳しくなることは予想されていた。最悪四球を出しても、その後に続くポイントゲッターとなる中田が不在なことで相手投手陣からしたら思い切った攻めが展開できる。

 一方、岡本和にとってはここが踏ん張りどころといえそうだ。昨年も同時期に当時主将の坂本勇人が故障で不在となり、一気に調子を崩したことがあった。後に4番の責任感もあり、自身でも気負いすぎたと認めていたが、今度こそ4番の真価を発揮するときが来たともいえる。

 今季から坂本に代わって主将に就任。WBCでも勝負強い打撃で世界一に貢献した。この苦境をどう乗り越えていくか。背番号25の打棒に引き続き、注目が高まりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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