山本由伸、メジャー初の満塁被弾につながった死球は「スライダーが抜けてしまった」 2被弾5失点で防御率トップから陥落…一問一答
2025年5月9日(金)14時17分 スポーツ報知
◆米大リーグ ダイヤモンドバックス5—3ドジャース(8日、米アリゾナ州フェニックス=チェースフィールド)
ドジャースの山本由伸投手(26)が今季初の中5日登板で、敵地ダイヤモンドバックス戦に先発し、5回6安打、メジャー自己最悪タイ5失点で3敗目(4勝)を喫した。メジャー初の満塁被弾を含む2発を浴びた。2被弾は、昨年5月7日の本拠地マーリンズ戦以来。レギュラーシーズンでの5失点は、24年3月21日に韓国で行われたパドレス戦以来で、メジャー自己ワーストタイとなった。防御率は、試合前時点で両リーグトップだった0・90から1・80に悪化した。
試合後の主な一問一答は以下の通り。
—2被弾の原因は。
「本塁打を打たれたのは、バッターもいいバッターだったのであれですが、そこまでの四球で先頭を出したり、死球で満塁になってという、そこまでのピッチングがすごく反省点だなと思います」
—フォームにも原因があったのか。
「もちろん絶好調ではなかったですけど、なんとかウィルのすごくいいリードで、粘りながら投げれてたんですけど、本塁打を打たれた回の四球や死球だったり、そういった投球の中で、すごく基本的なミスが1発に響いてしまったので。そういったピッチング内容もあまりよくなかったですね」
—満塁本塁打直前の死球はスライダーか。
「狙いはアウトコースだったんですけど、少しうちに入ったら、やっぱり1発もあるバッターだったので、そこだけは気を付けて意識して投げたんですが、あまりうまくいかず。抜けてしまいました」
—外配球狙いで抜けたのか。
「スライダーで。低め狙って投げましたけど、ちょっと抜けてしまいました」
—今日の投球が難しくなったのは。
「満塁ホームラン打たれた回以外は。ちょっとカウント悪くしたりはありましたけど、そんなに、そこまで悪くなかったかなと思います。とにかくあの回が、ランナーのため方が良くなかったなと思います」
—カード1戦目だったが、同地区のDバックスは強敵になるか。
「もちろんとても素晴らしいチームだと思ってますし。ただ、今日は、そうですね、負けてしまいましたけど。また次勝てるように頑張りたいと思います」
—今季初めての中5日だったが、調整の難しさは。
「いえ、そこは特に全く問題ないです」
—屋根が開いていたが、乾燥など気候などの条件面は。
「前回は東海岸の方だったんで、湿気はありましたし。アリゾナはそこと比べると乾燥してますね。ただ、そこはそんなに問題ないというか。そこまで気にならず投げられたのと、昨日移動はありましたけどね。体調はすごく一定のレベルまで準備できましたし」
—満塁被弾はメジャー初。1発の怖さとか改めて感じたか。
「さっき言ったようにランナーのため方が悪かった。本塁打を打たれることは、相手もメジャーリーガーでパワーがあるので。仕方がないではないですけど、起こりうること。(今日は)ランナーをフォアボールで先頭を出して、デッドボールを当ててしまって。そこがすごく反省すべきとこだなと思います」