山本由伸 今季初中5日登板も言い訳せず「全く問題ない」乾燥する敵地での登板も「気にならなかった」

2025年5月9日(金)13時51分 スポーツニッポン

 ◇ナ・リーグ ドジャース3—5ダイヤモンドバックス(2025年5月8日 フェニックス)

 ドジャースの山本由伸投手(26)が8日(日本時間9日)、敵地でのダイヤモンドバックス戦に先発登板。4回に先制の満塁弾を被弾した。今季8度目の登板で最多失点となり、メジャー2年目で初めて満塁弾を被弾した。5回を投げ、いずれも今季ワーストの6安打5失点で降板した。防御率は試合前の0.90から1.80となった。打線は9回に大谷翔平投手(30)に一発が飛び出したが追い上げも及ばず、チームは敗れて山本は今季3敗目を喫した。

 試合後、取材に応じた山本はこの日の2被弾について「ホームラン打たれたのはいいバッターだった。そこまでの先頭四球を出したり、死球で満塁になってそこまでのピッチングが反省点です。絶好調ではなかったですけど、粘りながら投げるようにした。ホームランを打たれた回の四球や死球がピッチングの中で基本的なミスが一発になってしまった」と振り返った。

 また「満塁ホームランを打たれた回以外はカウントをおかしくしたりもありましたけど、そこまで悪くなかった。とにかくあの回のランナーのため方が良くなかった」と反省した。

 今季初の中5日の登板については「そこは特に。全く問題ないと思います」と強調。この日は敵地の屋根が開いていたことには「前回が東海岸だったので、湿気はありました。そこと比べると乾燥していた。そこはそんなに問題ない。そこまで気にならなかった。昨日は移動がありましたけど、体調は一定のレベルで準備できた」と言い訳はしなかった。

 初回は3者凡退を上々の立ち上がり。2回は2死から連打をあびて一、二塁のピンチを招いたが、最後は8番トーマスをフルカウントからカーブで空振り三振に仕留めた。3回も先頭の9番ペルドモに中前打を許したが、1番キャロルを一ゴロ。2番マルテはスプリットを引っかけさせて二ゴロ併殺打に打ち取り、難なく無失点で切り抜けた。

 4回に落とし穴が待っていた。先頭にこの試合初めて四球を与えると、安打と死球で無死満塁。2回に安打を許している6番モレノに甘く入ったカットボールを右方向に運ばれると、打球はそのままフェンスを越えて先制の満塁弾を被弾した。

 5回1死からは2番マルテに右越えソロを浴びて5失点目。ライナー性でフェンス上段に当たって柵越えとなり、山本はマウンド上でぼう然とした表情を浮かべた。1試合2被弾は自己ワーストタイとなった。

スポーツニッポン

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