「彼女には怖いものが無い」張本美和の“三冠が目標”発言に中国メディアがリアクション シングルスの組み合わせは強敵揃い「勝利できる不透明だ」

2025年5月10日(土)6時10分 ココカラネクスト

張本の目標には高い壁が立ちふさがっているようだ(C)Getty Images

 5月17日に幕を開ける卓球世界選手権(カタール・ドーハ)に出場する、張本美和が力強い抱負を語った。5月7日に行われた、代表チームの会見の中で張本は、「3種目で金メダル獲得を目指す」と意気込みを述べている。自身初出場となる個人戦で、シングルス、ダブルス、混合ダブルスの全種目制覇という目標を掲げた。

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 先月行われたWTTコンテンダーチュニスではシングルス、ダブルスの2冠に輝くなど、国際舞台での存在感を急速に高めてきている16歳は、来る大舞台でもより高みを目指すとアピール。その発言には卓球王国である中国の国内メディアも反応しており、ポータルサイト『捜狐』が張本の世界選手権を展望している。

 その中では、「出場する3種目でメダルを取りたい。自分としてはやっぱり金メダルが欲しい」と語った張本の会見での言葉を伝えた上で、同メディアは「彼女は頂点を目指す覚悟を示した」などと綴っている。

 さらに、発表されたシングルスの組み合わせにも言及しており、2024年アジア選手権決勝で敗れた金琴英(北朝鮮)、世界ランク2位の王曼昱(中国)らと同じブロックであることで、「16歳の張本美和にとって最も厳しい組み合わせとなった」と強調。

 同メディアは、「3回戦に進出すれば、アジア選手権女子シングルス優勝者の北朝鮮選手、金琴英と対戦する可能性が高い。昨年アジア選手権女子シングルス決勝で張本美和は金琴英に1-3で敗れている。今回対戦した場合、張本美和が勝利できるかどうかは不透明だ」と指摘する。

 また一方では、張本が勝ち上がり上位での中国勢との対戦も見込んでおり、「張本美和が金琴英と、準々決勝で王曼昱を破ることができれば、彼女の自信は大幅に向上するだろう。(決勝では)孫穎莎が中国の栄誉を守る使命を担うことになるかもしれない」と予想。

 加えて同メディアは、「張本美和の大きな強みは年齢の若さと、それによるプレッシャーの無さだ」「彼女には怖いものが無い」などと評している他、張本の今大会での目標にも触れ、「『メダルではなく金メダルを目指す』と堂々と言ってのけるあたり、自信のほどがうかがえる」などと論じている。

 オリンピックをはじめ、幾多の大舞台に立ち急成長を遂げている張本。海外メディアも視線を注ぐ日本女子のエースは、カタールでさらなる飛躍と遂げるべく、自らが課す高い目標に挑む。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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