新潟から欧州移籍の伊藤涼太郎、シントトロイデン退団か。C大阪や浦和に収入も
2025年5月10日(土)5時50分 FOOTBALL TRIBE

シント=トロイデンVV(STVV)所属の日本代表MF伊藤涼太郎は、チームがベルギー1部残留争いに巻き込まれるなか、2024/25シーズン終了後に移籍の可能性があるという。
ベルギーメディア『Voetbal』は5月9日、残留プレーオフ最終節のKVコルトレイク戦を控えるなか、STVV所属の一部選手の去就を特集。「伊藤とSTVVの契約は来シーズン終了まで残っている」とした上で、「来シーズンもSTVVでプレーするかどうかは分からない」とリポート。去就不透明であることを明かしたほか、「伊藤はラ・リーガ移籍を強く望んでいる」と綴っている。
伊藤は2023年夏にアルビレックス新潟からSTVVへ完全移籍。海外挑戦1年目からリーグ戦36試合に出場すると、2024/25シーズンも32試合の出場で2ゴール3アシストと結果を残している。
同選手の去就を巡っては、『TVL Sportcafe』が2024年10月の時点で、「STVV退団が予想される」とリポート。市場価値を250万ユーロ(約4億1000万円)と見積もり、かつてSTVVに在籍していた日本代表GK鈴木彩艶(パルマ)、DF冨安健洋(アーセナル)、MF遠藤航(リバプール)らと同様、ステップアップ移籍する可能性があるとしていた。
現時点では他クラブからの関心やオファーが報じられていない伊藤。27歳という年齢を踏まえると、本人が欧州5大リーグへの挑戦を望んでいる可能性は十分考えられる。STVVが2部降格となれば、今夏移籍は必至だ。
また伊藤とSTVVの契約が2026年夏まで残っている現状を踏まえると、ベルギー国外移籍の場合、連帯貢献金が発生する見込み。下部組織時代を過ごしたセレッソ大阪や、2016年に高卒で入団した浦和レッズ等が連帯貢献金を受け取ることになりそうだ。