「J2磐田、群馬、J3鳥取など…」東南アジアクラブ幹部が日本人選手獲得示唆
2025年5月11日(日)7時38分 FOOTBALL TRIBE

ベガルタ仙台下部組織出身のMF佐々木匠を擁するマレーシア1部ヌグリ・スンビランFCが、日本人選手の獲得に向かっている模様。同クラブ幹部がジュビロ磐田をはじめ複数クラブとの交渉にあたるという。
現地メディア『スター』が5月10日に伝えたところによると、スンビランFCのファリク・フィルダウスCEO(最高経営責任者)は、「ジュビロ磐田、ザスパ群馬、ガイナーレ鳥取など、Jリーグ複数クラブへの訪問が決まっている。我々はこれらのクラブから期限付き移籍による選手獲得を検討している。期限付き移籍が可能な選手のリストを送るようクラブに依頼した」とコメント。佐々木が主力選手として結果を残したことを受けて、日本人選手の獲得に注力しているという。
また、同クラブは日本人選手の他に、マレーシア代表FWルクマン・ハキム・シャムスディンの獲得も狙っているとのこと。シャムスディンは2024年にKVコルトレイクからY.S.C.C.横浜へ期限付き移籍も、J3リーグで8試合の出場に終わり、1シーズンで退団。コルトレイクのトップチームでは出番が無い状況だ。
スンビランFCは2024/25シーズンのマレーシア1部リーグで13クラブ中12位という結果に終わったが、佐々木はリーグ戦23試合の出場で2ゴール4アシストをマーク。チームが苦しい戦いを強いられる中、攻撃陣の中心選手として存在感を発揮していた。
なお、マレーシアサッカー界では、清水エスパルス・モンテディオ山形・FC東京を率いていたピーター・クラモフスキー氏が同国代表を指揮している。オーストラリア人指揮官の影響もあり、現地ではJリーグへの関心度が高まっているが、果たして日本人選手の海外移籍は実現するのだろうか。