浦和ユース出身の新潟・遠藤 11日ホーム浦和戦で成長見せる 2戦連続得点にも意欲

2024年5月11日(土)4時30分 スポーツニッポン

 J1新潟は11日、ホームで浦和と対戦する。勝ち点13の16位と苦戦が続くが、上位陣との差は大きくない。上に食らいついていくために勝ち点3が求められる試合で、浦和ユース出身のDF遠藤凌(25)は、思い入れのあるチームとの対戦を勝利で飾ろうと意欲を燃やしている。

 埼玉県出身で、高校時代は浦和ユースで技を磨いた遠藤にとって、浦和は「小さい頃から応援に行っていたチーム」。成長を見せつけるためにも、無失点で4試合ぶりの勝利を手にすることしか考えていない。

 直近2試合はセンターバック(CB)でフル出場。4月3日の磐田戦を含め、出場試合で勝利はまだない。「出た試合は失点をしている。全然納得できていない」。磐田戦ではPK、神戸戦ではオウンゴールを献上した。

 ただ、それも発展途上のCBにとって必要な経験だ。初のJ1挑戦で、現在得点ランキングトップの磐田のFWジャーメインや神戸の元日本代表FW大迫らをマーク。「一瞬でも隙を見せればやられるのがJ1。そういうところは試合を重ねてやっていければいい」と前を向く。映像を見て試合を振り返り、対応を整理することで成長している。

 22年6月から昨季まで期限付き移籍したいわきでは、対人の強さを身に付けた。特に自信のあるヘディングはJ1でも「はね返せているところもある」と強調。前節の神戸戦ではCKで一度競り合い、倒れた後にすぐ立ち上がってDF舞行龍の折り返しを頭で合わせ、J1初ゴール。空中戦の強さを見せつけた。

 「自分の良さ。セットプレーでまた取りたい」と2戦連続得点に意欲を見せながらも、念頭に置くのは堅守。22年のJ1得点王FWサンタナ、浦和ユースで同期のMF伊藤ら、タレントぞろいの攻撃陣を警戒する。「対戦が楽しみな思いはあるが、特別視はしない。今勝てていないので勝利が絶対に必要」。10位東京Vまで勝ち点差は3。一つ勝てば景色は変わる。体を張って守り抜き、今度こそ勝利の味をかみしめる。(西巻 賢介)

スポーツニッポン

「ホーム」をもっと詳しく

「ホーム」のニュース

「ホーム」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ