現役引退の宇野昌磨 「マジで応援しています、皆さん!」男子スケーターへエール

2024年5月11日(土)17時39分 スポーツニッポン

 フィギュアスケート男子22、23年世界選手権2連覇を果たし、今月9日に現役引退を発表した宇野昌磨が11日、名古屋市内の中京テレビ本社で行われた磁気健康ギア「コラントッテ」のトークイベントに参加した。引退発表後初の公の場は多くのスケーターも駆けつけ、終始笑顔の時間となった。

 今シーズンの総括については「このシーズンに限らず、成功も失敗も同じように素晴らしいもの。全てが最高のシーズンだった」と振り返った。14日に会見が予定されているだけに「しゃべりたいんですけど…」とコメントを自重しながらも「次に向かっていくことには変わりない。どんなときでも何かしら自分は探していくんだろうなと思いますし、探していきたいなという気持ちがあります」と語った。

 熟慮した上での現役引退。「すがすがしい気持ちは世界選手権終わった時点で感じていた」と言い「笑顔が増えたなとは思います」と笑う。「より高みを目指す気持ちが自然と笑顔になりきらない時も間違いなくあった」と現役時代の自分を回顧した上で「一旦、自分を探すじゃないですけど、自分がやりたいことを自分の意志で探して、自分の周りの皆さんと協力できればと思っています」と前向きに語った。

 ゴールデンウィークに行われた「プリンスアイスワールド」横浜公演では16—17年シーズンのSP曲「ラヴェンダーの咲く庭で」を滑り、当時の映像も見返しながら「自分ってこんなにうまくなれたんだな。ジャンプ以外もやれるようになっていたんだな」と実感したという。

 イベントには友野一希(上野芝ク)、島田高志郎(木下グループ)、山本草太(中京大)の盟友たちと、将来を担うジュニアの中田璃士(TOKIOインカラミ)が駆けつけた。自らが愛され、尊敬されていることに恥ずかしさも感じた様子だった。

 宇野は現役スケーターたちに「マジで本当に応援しています、皆さん。フィギュアスケート男子全員を特に応援していますけど、このイベントに参加してくれた4人全員を応援していますし。彼らが全員良い成績を出してくれることは素晴らしいこと。でも、それ以上に自分がやりたいスケートをやって、楽しく競技人生を歩んでほしい。そこで協力できる部分があれば全力で支えたい」とエールを送った。

スポーツニッポン

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