大谷翔平 歴史的シーソーゲームから一転今季3度目零敗 初回に右前打も最長タイ3戦連発ならず
2025年5月11日(日)11時26分 スポーツニッポン
◇ナ・リーグ ドジャース0—3ダイヤモンドバックス(2025年5月10日 フェニックス)
ドジャースの大谷翔平投手(30)が10日(日本時間11日)、敵地でのダイヤモンドバックス戦に「1番・DH」で先発出場。第1打席で右前打を放ち、今季最長を更新する8試合連続安打とした。しかし、メジャー自己最長タイとなる3戦連発はならず、チームも散発5安打で今季3度目の零敗を喫した。
第1打席は右腕バーンズとの対戦。前日決勝3ランを放つ活躍を見せた大谷が打席に向かうと敵地ファンから大ブーイングを受けた。しかし、大谷は臆することなく1ボールから2球目の内角低めカットボールを強振。109.5マイル(約176.2キロ)の痛烈な打球で一、二塁間を破った。しかし、ベッツが遊ゴロ併殺打、フリーマンが二ゴロに倒れ、先制点は奪えなかった。
第2打席は0—0の3回2死一塁。ボールが2球続いたところで右腕バーンズが一塁へけん制球。この時にボークを犯したとして一塁走者のキム・ヘソンが二塁へ進んだ。続く3球目もボールとなったことで相手ベンチは申告敬遠を選択した。続くベッツは中飛に倒れ、またしても好機を生かせなかった。
9日のダイヤモンドバックス戦では、11—11の9回に2試合連発となる決勝3ランを放ち、両リーグトップタイの12号をマーク。米データ分析サイト「オプタ・スタッツ」によれば「先制→逆転を許し2点以上リードされ→再逆転して5点以上リード→再逆転され3点差以上つけられ→再々逆転し3点リードした」のは1901年以降125年の近代野球史上初という歴史的シーソーゲームに決着をつけた。
一夜明けたこの日は打線が沈黙。5回までは再三走者を出しながら決定打が出ず。7回以降は3イニング連続で3者凡退に終わった。
大谷は5回1死二塁の第3打席は二ゴロ。8回先頭の第4打席は右飛に倒れるなど期待された一発は生まれず、最後まで得点を奪うことができなかった。