「しっかりキレイに」清掃もナイスプレー 劇的「B2昇格」バスケクラブに本拠地・横浜武道館も賞賛

2025年5月12日(月)18時20分 J-CASTニュース

B3リーグ所属のプロバスケットボールクラブ「横浜エクセレンス」が、B2昇格を決めた祝勝の水かけ後に、ロッカールームをきれいに清掃していたと、X上で話題になっている。

「しっかりキレイにしていただいたことを確認いたしました」。同クラブのホームアリーナになっている横浜市の体育施設「横浜武道館」は2025年5月12日、公式Xでこう報告した。

昇格祝いの「水かけ」で床は水浸し→清掃でピカピカに

投稿された写真を見ると、ロッカールームは、棚などにゴミ1つなく、ワックスをかけたように床が光っている。

前日の5月11日夕は、B2昇格をかけて、横浜エクセレンスがプレーオフの準決勝で岩手ビッグブルズと対戦した。

岩手とは1勝1敗で、後がない試合だ。2チームは、激しく競り合い、横浜は、残りわずかで2点をリードされた。ところが、試合終了まで0.1秒のところで、トレイ・ボイドⅢ選手が劇的な逆転の3ポイントシュートを決める。このまま77対76で試合が終わり、横浜の選手らは、抱き合って喜びを分かち合った。

ほぼ満員となる2000人以上の来場者らは、総立ちになって、選手らの快挙を祝福した。東京から4年前に移転して初めてとなる、事実上のB2昇格を決めた瞬間だ。

選手らがロッカールームに引き揚げ、河合竜児ヘッドコーチがスピーチすると、喜びは最高潮に達した。

横浜の公式Xが11日に投稿した動画を見ると、「イェーイ!」と選手が声を上げると、B2昇格のTシャツを着た河合ヘッドに、頭からペットボトルの水をかけ始めた。選手の1人が河合ヘッドと抱き合い、頭を叩くと、河合ヘッドに笑顔が広がった。選手らは、喜びを爆発させたが、大量の水かけで床は水浸しになっていた。

これに対し、横浜武道館の公式Xは翌12日、動画投稿を引用して、その後、床は清掃されてキレイになったことを写真付きで紹介し、大きな話題になった。

「若手中心の選手16人とスタッフ8人で、きれいに掃除」

横浜の死闘について、X上では、「バスケならでは奇跡が起きた」「涙が出ました。夢のようでした」との声が上がるとともに、試合後ロッカールームでの隠れた「ナイスプレー」についても、賞賛が相次いでいる。

写真を投稿した横浜武道館のスタッフは5月12日、J-CASTニュースの取材に対し、次のように明かした。

「うちが特別にやったわけではありません。最後の清掃をお願いすると、スタッフの方などが丁寧にやってくれて、今朝はとてもきれいでした。ずっと僅差の試合が続いていて、昨日は、非常に盛り上がりましたね。16日からは決勝が始まるので、もっと盛り上がると思います」

横浜エクセレンスの広報担当者は12日、水かけ後の状況について取材にこう答えた。

「若手中心の選手16人とスタッフ8人で、きれいに掃除しました。モップなどを使っており、特殊な掃除をしたわけではありません。武道館が5年前に新築されたばかりと、きれいな施設であることもありますね。応援してくれるブースターも、きれいにするのにとても協力的で、河合ヘッドコーチも、試合後のインタビューで『一番クリーンなお客さん』と讃えていましたね」

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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