幕内・安青錦が初勝利 初日は黒星も師匠の檄に発奮「気合が入った」
2025年5月12日(月)21時44分 スポーツ報知
美ノ海(右)を寄り切りで破った安青錦(カメラ・清水 武)
◆大相撲夏場所2日目(12日、東京・両国国技館)
東前頭9枚目・安青錦(あおにしき、安治川)が初白星を挙げた。先場所で敗れていた西同7枚目・美ノ海(木瀬)との対戦。押し合いから相手が引いたところを頭を下げて寄り切り、「立ち合いは感覚的に当たりが良かった。(土俵際は)体が勝手に動いた」と振り返った。
新入幕の先場所は11勝を挙げて敢闘賞を受賞した。番付を6枚上げて迎えた今場所は、初日に金峰山に黒星。師匠の安治川親方(元関脇・安美錦)に「動きがおとなしい。気合入れていけ」と檄を飛ばされ、「気持ちを切り替えて自分の相撲を取った」。安治川親方はこの日、幕内前半戦の審判を務め、土俵下で見守っていた。「土俵下の師匠の顔を見て、気合が入った」と感謝した。