【大学野球】明大・内海優太がまたもV打 兄はホンダ鈴鹿 弟は大阪桐蔭で活躍 3兄弟の共通項に「うーん」

2025年5月12日(月)21時9分 スポーツ報知

9回2死三塁、中前適時打を放ち雄たけびを上げる明大・内海優太(カメラ・宮崎 亮太)

◆東京六大学野球春季リーグ戦 第5週第3日▽明大7−6立大(12日・神宮)

 4季ぶりのVを目指す明大が立大との「5転」するシーソーゲームを7−6で勝利。2勝1敗で3カード連続の勝ち点を奪い、首位に立った。同点の9回2死三塁、4番・内海優太外野手(3年=広陵)の中前適時打で勝ち越した。

 * * *

 内海のバットに、明大の仲間たちの思いが乗り移った。打球が中前で弾むと、一塁ベース上で拳を握り、ほえた。同点の9回2死三塁。1ボールからの2球目だ。外角ストレートをシャープに振り抜いた。シーソーゲームにピリオドを打つ一打だった。

 「中盤のチャンスを自分が全然モノにできていなかった。最後は絶対にかえしてやろうと思っていた。どんな球が来ても、打とうと思っていました」

 立大1回戦の勝ち越しソロに続く決勝打。勝ち点奪取に大きく貢献し、「勝負強さが売り。立教戦で自分の良さが出た。得点圏だと集中力も高まる自信を持っています」と充実の表情を見せた。

 打者の理想像に広陵、明大の先輩にあたるDeNAの佐野恵太を挙げる。「率も残せて、チャンスにも強くて」。何度かあいさつしたこともある。「明るくて面白い方。バットをいただきました。飾っています」と内海。戸塚俊美監督(60)も頼れる主砲に「4番としての自覚も出てきた。もっともっと、明治の4番らしくなってくれたら」と称賛した。

 内海家は野球一家。父・将人さんは法大、東芝でプレー。兄・壮太も法大からホンダ鈴鹿で奮闘中だ。弟・竣太も大阪桐蔭の2年生として、レギュラーで躍動する。3兄弟の共通項に「うーん」と考え込んだ末、「みんな勝負強いんじゃないですか」と笑った。17日からは大事な早大戦。4季ぶりの天皇杯奪回へ、打ちまくる。(加藤 弘士)

スポーツ報知

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