J2磐田「蒼藤決戦」を制して2連勝…後半AT5分にペイショットが劇的PK…立役者の倍井「いい方向に進んでいる」

2025年5月12日(月)7時24分 スポーツ報知

サポーターの前で勝利を喜ぶ磐田の選手たち(中央がマテウスペイショット=カメラ・里見 祐司)

◆明治安田J2リーグ 第15節 磐田1—0藤枝(11日・ヤマハスタジアム)

 ジュビロ磐田が1—0で藤枝MYFCとの「蒼藤決戦」を制して2連勝を飾った。スコアレスドローかと思われた後半アディショナルタイム5分にMF倍井謙(24)が倒され、FWマテウスペイショット(29)がPKを沈めた。無失点での勝利は3月30日の千葉戦以来8試合ぶり。

 最後まで諦めない姿勢が磐田に勝利を呼び込んだ。0—0のまま迎えた後半49分、左サイドでボールを受けた倍井が前を向く。切り返しでマークを振り切ってエリア内に侵入。そこで倒され、PKを獲得だ。「仕掛ければ何か起こると思った」。前節・札幌戦で2得点して波に乗る背番号71が大仕事をやってのけた。

 これをペイショットが左隅へ豪快に蹴り込んだ。スタンドに集まった1万2261人を沸かせて「決められてよかった」とニッコリ。愛知県出身で、名古屋から今季加入した倍井も「ダービーは初めての経験。楽しいですね」と目を細めた。

 完封勝利も、ホームでの白星も3月末の千葉戦以来だ。「前回ここ(ヤマハ)で会見したとき(4月29日、山口に0—1)は厳しい状況だったが。選手は勝利に値するパフォーマンスを見せてくれた」とジョン・ハッチンソン監督(45)の口もなめらか。相手の裏のスペースを狙う意識が浸透して攻撃が活性化してきた。その先頭に立つFW渡辺りょう(28)も「ホームで勝てたことはうれしい」と喜んだ。

 お互いの意地がぶつかり合う「蒼藤決戦」をものにして、次はホームでいわきを迎え撃つ。「チームがいい方向に進んでいる」と倍井。この勢いで白星を重ねて行く。

(里見 祐司)

スポーツ報知

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