元ヤクルト・館山昌平氏 カブス・今永昇太の快進撃の理由を解明する「メジャーの打者は...」
2024年5月12日(日)21時55分 スポーツニッポン
メジャーで5勝無敗、防御率1・08と驚異的な数字を挙げているカブスの今永昇太投手(30)。その投球術を元ヤクルト・館山昌平氏(43)がYouTube「みんなのプロ野球チャンネル」の中で解説した。
館山氏は主な要因を2点挙げた「高さを揃えることができる」「右バッターのインサイドのスペースを有効に使える」。
オーバースローの投手は本来コースは揃えやすいが「高さを揃えるのが難しい」と指摘。その高さを揃えることができる今永の技術がメジャーでも通用していると説明した。
もう一つは右打者のインサイド。今永は日本でもインサイドのスペースにスライダーを投げ切っていたが、メジャーの打者は比較的打席から離れて立つのでインサイドのスペースが日本より広い。
館山氏は「そのスペースを有効に使っている」と今永の投球の印象を語った。
DeNAの本拠・横浜スタジアムは狭い。そのため、アレックス・ラミレス監督の時代からDeNAの投手は「インサイドを使う能力が高かった」と指摘した。
かなり空いているインサイドのスペースにどんどん投げることによって「奥行きのあるチェンジアップが生きてくる」と指摘。結果的に「いい形で投球できている」と解説した。