巨人・坂本勇人が今季2度目の出場選手登録抹消 感動の緊急昇格即V打からわずか5日後にまた...

2025年5月12日(月)15時23分 スポーツニッポン

 巨人の坂本勇人内野手(36)が12日、出場選手登録を抹消された。日本野球機構(NPB)が公示した。坂本は7日に1軍復帰したばかり。抹消は今季2度目となる。

 坂本はプロ19年目を迎えた今季も3月28日のヤクルト戦(東京D)で「6番・三塁」に入って開幕スタメン。だが、11試合に出場して打率.129(31打数4安打)、0本塁打、2打点と打撃不振に苦しんだ。自らの志願もあって4月15日に今季1度目の登録抹消。無期限での2軍調整となった。

 だが、主砲の岡本和真内野手(28)が6日の阪神戦(東京D)で負傷。「左肘のじん帯損傷」と診断されて長期離脱が避けられない状況となったため、翌7日、坂本は浅野翔吾外野手(20)とともに緊急昇格した。

 同日の阪神戦では「7番・三塁」に入って即先発出場。4回の第2打席ではスイング後に右膝がグラウンドに着きそうになるぐらい泳ぎながらも、執念で左翼線に運ぶ適時二塁打を放った。

 坂本はこれがオープン戦、1軍、2軍通じて今季初長打となる通算460本目の二塁打で、これが決勝点となってチームを勝利に導いた。

 さすがの千両役者ぶりにスタンドからは大歓声。坂本にとってはこれが本拠・東京ドームでの今季初安打初打点で、単独で上がったお立ち台では「和真の代わりにはなれないですけど、なんとかね、チーム全員でカバーしながら…はい。帰ってくるまで頑張ります」「ファンの方のね、期待は裏切ってますけど、もっともっと打てるようにやっていきます」などと話していた。

 復帰2戦目となった9日のヤクルト戦(神宮)でも2回の第1打席で通算461本目の二塁打を左翼線へ。通算487二塁打した立浪和義(中日)のNPB歴代1位記録まで「あと26」に迫るとともに、通算安打数も自身の現役最多を更新する2421安打に。こちらも通算2432安打した石井琢朗(広島)のNPB歴代11位記録に「あと11」とした。

 だが、これを最後に快音は聞かれず。10日と11日のヤクルト戦(ともに神宮)では2試合連続無安打で9打席連続無安打となり、復帰後は4試合に出場して14打数2安打、14打席で5三振だった。今季成績は15試合に出場して打率.133(45打数6安打)、0本塁打、3打点。得点圏では15打席に入って打率.000(12打数無安打)となっている。

 阿部慎之助監督(46)は坂本が決勝二塁打を放った7日の試合後、岡本離脱がなければまだ昇格させるつもりはなかったのか問われ、「まあ、もう少しだったね」と話していた。

 また、大江竜聖投手(26)とともに、リチャード(砂川リチャード)内野手(25)との2対1の交換トレードでソフトバンクに移籍することが決まった秋広優人内野手(22)も今月3日に今季初昇格していたが、出場選手登録抹消となっている。

スポーツニッポン

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