五十嵐亮太氏&坂口智隆氏「全球団ほしいよね!」 現役時代から驚異的な能力誇ったコーチ絶賛!
2025年5月12日(月)18時53分 スポーツニッポン
元ヤクルト、ソフトバンク投手で、メジャーでも活躍した五十嵐亮太氏(45)が代打パーソナリティーを務めるTBSラジオ「GATE7」(日曜前7・00)が11日に放送され、五十嵐氏とゲストの坂口智隆氏(40)がある球団のあるコーチを「全球団ほしいよね!」などと絶賛する場面があった。
お笑いコンビ「とんねるず」の石橋貴明(63)がパーソナリティーを担当する同番組。石橋が食道がんなどの治療のため芸能活動休止となり、番組名をそれまでの「SPORTS BULL presents 石橋貴明のGATE7」から「GATE7」に変更して4月13日放送回から“野球界イチのとんねるずワンフー”こと五十嵐氏が代打パーソナリティーを務めている。
この日は、五十嵐氏にとってヤクルト時代のチームメートでもある“最後の近鉄戦士”坂口氏がゲスト。そのなかで、日本ハムについて話が及んだ時だった。
2人はともにこれまで高評価してきた日本ハムの2021年ドラフト1位右腕・達孝太投手(21)について絶賛トークを展開。
その流れで「いや、しっかり育てたよ…」としみじみした五十嵐氏が「2軍で金子コーチ(の存在)がデカいと思うんだけど」と日本ハムの金子千尋2軍投手コーチ(41)の名前を口にすると、オリックス時代にチームメートだった坂口氏も「デカいっすよねぇ…」と完全に同意した。
そして、坂口氏が「これ、みんな言いますよね」と続けると、五十嵐氏は「えっ?そうなの?」と驚きの声。
坂口氏は「みんな言ってますよ。よく聞きます」としたうえで「あの人は凄い理論派なので。僕、一緒にやってたんですけど。ちょっと言い方はあれですけど、ちょっと変わってるところもあるんですよ。打ち取るボールっていうのは、たとえばスライダーが抜けたからダメとかじゃなくて、これが一番打ちにくいんやったら“抜けスラ”を投げる練習をするって。ブルペンで“抜けスラいきます”って言う人、初めて聞いた」と自身の体験談を語った。
これに五十嵐氏も「俺もそれ聞いたことある!」と興奮を隠し切れず。五十嵐氏は現役時代にカーブを投げて抜けると反対側に曲がることがあったが、それは「偶然でそうなっちゃう」。だが、現役時代の金子千尋はそれを「意図して投げようとするんですよ」と指摘した。
金子コーチの現役時代をチームメートとして知る坂口氏。「もうストイックというか、細かいっすよね。だから“カット(ボール)の回転だけかけて真っすぐいきます”とか。そんなのもブルペンでやってるんですよ」と明かすと、五十嵐氏は「それ、ほんとにやってたの?えぇ…?」と同じ投手として驚がくするしかなかった。
五十嵐氏は「“抜けスラ最強説”っていうのがピッチャーのなかであって。イメージと逆のボールがいくので打てないんですよ。でも、それを意図して投げられるかっていったら投げられないんですよ。でも金子はそれをやれるんですよ。メチャクチャ技術あるんですよ。器用!」と投手・金子千尋のとんでもない才能を改めて絶賛。お互いの現役時代にはチェンジアップなど様々な金子の球種をこっそり参考にしていたと明かした。
これには坂口氏が「フォーシームのチェンジアップをいろんな人に教えちゃうから周りが投げれるようになっちゃって。“変化球バイブル”みたいなのを出したんですよね。フォーシームのチェンジアップはやめてくれ!って」と苦笑いする場面もあったが、その能力が投手コーチとしてもいかんなく発揮されているのだろう。
五十嵐氏が「2軍にこういうコーチはデカい。もう全球団、金子ほしいよね!」とうれしそうに口にすると、坂口氏も「そうですね。体の使い方とかも凄い分かってますから」とこちらもうれしそうだった。