日本ユース・ライトフライ級は尚弥の大橋ジムVS中谷のM・Tジム 佐伯、瀬筒ともに前日計量をパス
2025年5月12日(月)14時54分 スポーツニッポン
◇日本ユース・ライトフライ級王座決定戦 佐伯侑馬(大橋)《8回戦》瀬筒陸斗(M・T)(2025年5月13日 東京・後楽園ホール)
前日計量が行われ、佐伯侑馬(22=大橋)が48・3キロ、瀬筒陸斗(20=M・T)が48・8キロで、ともに一発でパスした。
約1年1カ月ぶりの試合となる佐伯は「(ブランク明けが)ユース王座挑戦で、ありがたい」と話した。昨年4月に日本ユース・ミニマム級王座決定戦で1—2の悔しい判定負けをして以来、2度目のユース王座挑戦。「前回の悔しさを前面に出して、勝ちたい」とプロ5戦目での初タイトルに意欲を見せた。
空手をしていた中学2年の時に、井上尚弥の試合をテレビで見て、ボクシングに転向した。「カッコいいなと思った」。井上と同じ大橋ジムでプロデビューしたが、その尊敬する先輩は、来春に中谷潤人(M・T)との注目の対戦が計画されている。奇しくも佐伯の相手の瀬筒は、中谷と同じM・Tジムの所属。「2人とも上の存在すぎて…」と笑うが「(瀬筒は)サウスポーで長身なので(中谷と)似ている感じがする」と多少の意識はしてみせた。
瀬筒も、ジムの憧れの先輩・中谷を「意識している部分はある」と言う。距離感やパンチの打ち方などを参考にしながら、スパーリングをした際にはアドバイスももらってきた。ここまで4戦全勝3KO、今回が初の8回戦となるが「しっかり倒して勝ちたい」とタイトル奪取を狙う。