幕下上位に番付を戻した炎鵬が速攻相撲で白星発進 「白星は一番いい薬になります」
2025年5月12日(月)15時49分 スポーツニッポン
◇大相撲夏場所2日目(2025年5月12日 東京・両国国技館)
脊髄損傷の大ケガから復帰して関取復帰が目前に迫った西幕下10枚目の炎鵬(30=伊勢ケ浜部屋)が同9枚目の浜豊(時津風部屋)を押し出しで下し白星発進した。
立ち合いから懐深く入り込み、低い姿勢から出足鋭く前に出て一気の押し出し。「終始下から攻める相撲でいけた。気持ちが出たと思います。白星は一番いい薬になります」と振り返った。
昨年名古屋場所で復帰し5場所連続6勝1敗で十両復帰を狙える位置に番付を戻した。観客も多い館内で大きな声援を浴び「(雰囲気は)これまでと全く違いますね。まだ上はありますけど、自分が追い求める場所はこういうところだと再確認した」と充実した表情をのぞかせた。7戦全勝なら十両に復帰する可能性が高まるが「そうなればいいですけど欲を出さずに目の前の1番1番に集中して。その日1日のことを考えている」と無欲を強調した。