ブランパンGT第3戦:SMPレーシングが10番手から大逆転。ランボルギーニとのイタ車対決制す

2019年5月13日(月)11時46分 AUTOSPORT web

 スプリントシリーズの“ワールドチャレンジ・ヨーロッパ”と耐久シリーズの“エンデュランスカップ”からなるブランパンGTシリーズ第3戦シルバーストンが5月12日、イギリス・シルバーストンで行われ、SMPレーシングの72号車フェラーリ488 GT3(ミゲル・モリーナ/ミカエル・アレシン/ダビデ・リゴン組)が逆転優勝を果たした。


 第2戦ブランズハッチから2週連続開催となった今戦は、シルバーストンでの3時間レース。晴天に恵まれた決勝レースのグリッドには50台弱のFIA-GT3カーが並んだ。そのグリッドの最前列につけたのは、前日の予選でポールポジションを獲得したGRTグラッサー・レーシング・チームの63号車ランボルギーニ・ウラカンGT3と、2番手となったアテンプト・レーシングの55号車アウディR8 LMSだ。


 スタートではクリスチャン・エンゲルハート繰る63号車ランボルギーニを先頭に、予選3番手と5番手につけていたオレンジ1・FFFレーシング・チームの519号車、563号車ウラカンGT3がそれぞれポジションを上げ、オープニングラップからランボルギーニ勢がワン・ツー・スリー体制を築く。


 しかし、その後方では4台のマシンが相次いでクラッシュする多重クラッシュが発生し、いきなりセーフティカー(SC)が導入されることに。23分間のSCランの後にレースがリスタートされると、3台のランボルギーニ勢が約1秒間隔で並びながら徐々に後続を引き離しにかかる。


 ところが、まもなく1回目のピットタイミングを迎えようかというタイミングで、首位を走る63号車ランボルギーニの左リアタイヤがバースト。不運なことにピット入口近くでこのアクシデントが発生したため、63号車は丸々1周をスロー走行することとなり、順位を大きく落としてしまった。


 スタートから1時間後、アマクラスのフェラーリ488 GT3がグラベルにスタックしたためフルコースイエロー(FCY)が提示される。これを機に、2番手首位となった519号車ランボルギーニやベルジャン・アウディクラブ・チームWRTの2号車アウディR8 LMS、SMPの72号車フェラーリなど、まだピットに入っていなかったマシンたちが続々とピットに戻っていく。


 約15分後のリスタート時にはこれらのマシンが、FCY前にピットインしたマシンに対してジャンプアップを果たし上位に進出した。


 そんななか2番手から7番手に順位を落とした563号車ランボルギーニは、アンドレア・カルダッリが鬼神の走りをみせ徐々にポジションを回復。リスタート後のわずか2周で4番手に浮上すると、スティント終盤に訪れた今レース3回目のリスタート後には72号車フェラーリを駆るモリーナを交わして2番手に返り咲いた。


■カルダレッリ&マペッリの活躍で速さをみせた563号車ランボルギーニだったが……


決勝レースはGRTグラッサー・レーシング・チームの63号車ランボルギーニ・ウラカンGT3エボを先頭にスタートが切られた
3位表彰台を獲得したベルジャン・アウディクラブ・チームWRTの2号車アウディR8 LMS
オレンジ1・FFFレーシング・チームの563号車ランボルギーニ・ウラカンGT3エボ


 スタートから2時間後、カルダレッリの追い上げでワン・ツー体制を築いたオレンジ1・FFFレーシング・チームがダブルピットインを敢行。しかし、この作戦が裏目に出る。519号車ランボルギーニは首位を守ったものの、僚友563号車は作業時間を余計に要すこととなり5番手にポジションを落としてしまった。


 フィニッシュまで1時間を切った終盤戦は519号車ランボルギーニと72号車フェラーリによるイタリア車同士の一騎打ちに。2台は2時間15分頃からテール・トゥ・ノーズ状態でトップ争いを展開していく。この戦いは約30分に渡って続けられるが、最後はフェラーリのリゴンに軍配が上がる。72号車フェラーリはその後の15分を危なげなく走りきり、10番手スタートからの大逆転優勝を果たした。


 このバトルの後方では5番手から4番手に順位を上げてきた563号車ランボルギーニのマルコ・マペッリが、3番手を走るストラッカ・レーシングの43号車メルセデスAMG GT3を強襲。


 チェッカーまで残り3分、表彰台を争う2台が接触し43号車メルセデスはスピンを喫す。また、563号車ランボルギーニも足回りにダメージを負いスロー走行を余儀なくされてしまう。この間隙を突くかたちで5番手を走る2号車アウディがファイナルラップに3番手に浮上。519号車ランボルギーニに続く3位表彰台を獲得した。


 元F1チャンピオン、ジェンソン・バトンの名を冠し22号車ホンダNSX GT3を走らせるジェンソン・チーム・ロケットRJNは総合16位/シルバーカップ6位に。23号車レクサスRC F GT3でアマカップに挑むテック1・レーシングは総合31位/クラス2位表彰台を獲得している。


 ブランパンGTシリーズの次戦はエンデュランスカップ第3戦、5月31日〜6月1日にフランスのポール・リカールで行われるポール・リカール1000km(6時間)だ。

優勝したSMPレーシングのミカエル・アレシン(左)、ダビデ・リゴン(中央)、ミゲル・モリーナ(左)
ジェンソン・チーム・ロケットRNJの22号車ホンダNSX GT3エボ
テック1・レーシングの23号車レクサスRC F GT3


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